宝塚「応天の門」感想。飽きが来ないワクワクの連続

応天の門のあらすじと感想記事です。
月城さんかっわいかった〜〜〜!!!!!というのと
妖艶で快活なくらげちゃん最高〜〜〜!というのと、
清和帝の千海華蘭さんの芸達者さに感動を覚えて
礼華はるさんの活躍ぶりに目を瞠る公演でした。

飽きる瞬間のなくワクワクし続けられる楽しい公演でした。

応天の門あらすじ

藤原家が圧倒的な力を誇る平安時代。
「月の子の日の夜に青く光る鬼火を伴った百鬼夜行の行列が出て
遭遇した人をたちまち取り殺してしまう。」という怪事件が横行していた。
都の治安維持部隊である検非違使(けびいし)の長、
在原業平(鳳月杏さん)は夜遊び帰りに偶然出会った
才子・菅原道真(月城かなとさん)の才能を見込み、共にこの怪事件の捜査に挑む。
唐渡りの品を扱う勝気な女店主昭姫(海乃美月さん)や菅原道真を慕う白梅(彩みちるさん)
紀長谷雄(彩海せらさん)なども加わり、徐々に百鬼夜行の裏に潜む貴族たちの暗躍が明らかになっていく。

藤原家には関わるなという父・菅原是善(佳城葵さん)や業平の助言に真っ向から反発する道真。
大好きだった兄・吉祥丸を藤原家の犬に噛み殺され、その事実を隠蔽されてしまった道真は
権力によって事実をねじ曲げられることを嫌い、藤原家を理由に手を引くことだけはしたくなかった。

怪事件を解決しつつ、藤原の張り巡らせる権謀術数を打ち砕くことはできるのか・・・!

月城かなとさん演じる菅原道真が可愛い

ギャツビーの時とは打って変わって少年感が最高です。
何よりもツンデレ。ツンデレって超久々に言ったけどまだ死語じゃないですよね!?

天才なのにちゃんと少年らしい面のある性格がなんとも魅力的な主人公でした。
特に周りに仲間の大人がいる時の道真は少年っぽくすねた態度が多くて本当に可愛い。
月城さんの「む〜!」って顔超好きなんですが、
月城さんの「む〜!」が好きな人類全員が満足できる演目って感じでした。

そして自身の才を存分に発揮している時の道真は格好良くて。いや〜本当によかった。
途中の舞を披露するところもいやいややってるのに美しすぎて最高でしたね。

そしてよかったなと思うのは原作の道真を損なわないよう無理に恋愛を足さなかった点。
宝塚の鉄板ではありますが、今回は素晴らしい判断だったのではないかと思います。

鳳月杏さんの在原業平が爆裂させる大人の魅力

道真に恋愛要素が無い分、鳳月杏さんが恋愛パート担当という感じでそこもよかったですね。
秘めた思いをしっかり胸に抱いている描写がとてもよかったです。

自分の顔が良いことや魅力を知り尽くした男を演じる鳳月さんは健康に良いですね、
万病に効くんじゃないかなと思います。心なしか私の抱えている腰痛も良くなった気がします。
ロマンス劇場の役も大好きでした。まああんな感じではないんですけど在原業平は
自分の魅力をしっかり知っていてわかった上でいろんなところで遊ぶ風流人という感じで素敵でしたね。

そして自分をしっかりわかっているからこそ、立場や役割や過去に縛られているのもわかり
そこの葛藤を菅原道真を通して打破していくのが良かった
です。

時代もあるのかもしれませんが、子供を子供扱いせずきちんと向き合える大人は魅力的です。
あと赤いお衣装が美しかった・・・。
鳳月さんの和物大好きヅカファンの健康が増進されたことと思います。

ていうか和物の鳳月さんって身体に良いですよね。

勝気な海乃美月さんの昭姫

少女らしい可愛さの海乃さんも可愛いですが、
個人的には大人っぽい余裕たっぷりの役みたいなのが好きで。
今回演じられていた昭姫は勝気な女主人ですごく好きな役でした〜!!

ただ恋愛要素が無いのでどうしても出番が多くなく、
宝塚のスターシステムのバランスと演目としての良さの両立って難しいんだろうなと思いました。
でもその役だからこそ勝気な姿が観られたと思うので個人的には今回の役素敵だな〜と思いました。

そしてこちらもお衣装が可愛かったですね。
なんかよくわからないフワフワした布がいっぱいある服って
何故あんなにテンションが上がるんでしょうか。可愛かった。
ちなみに私が今までで一番好きだった海乃さんはBADDYの時のファニーです。最高〜。
未だ見たくて仕方ない映像は新人公演グラホのグルーシンスカヤです、見たすぎる。

礼華はるさんの藤原常行の静かな華やかさ

和物の礼華はるさんってなんであんな華やかなんでしょう!大変素敵でした〜〜!!
目を引くし美しいし、存在感がすごくある。もちろん洋物の時が地味ってわけじゃなくて。
立ち姿や所作なんですかねえ。

藤原常行という役も結構おいしい役所で。
舞がお得意なんですか〜〜!?!?!?あらあらあらあら〜〜〜!!!って思いながら観てました。
妹の前で体を張って毒を飲むという役回りも美味しいですよね。

すでにスター街道まっしぐらという感じですがこれからのご活躍も楽しみです。

という感じで応天の門の感想だったのですが、最近バタバタしてて原作をまだ読めておらず。
次に見るのは少し先なのでそれまでの間に改めて原作の漫画を読みたいと思います!
今回宝塚化された話は7巻にあたるのだとか?
そんな感じで予習できずに見てしまったのですが、それでも十分に理解でき、面白い内容でした!!

これから深まっていくのが楽しみですね〜。
次見る時は原作との違いなども比べながら見られると思うと二度美味しいですね( ̄▽ ̄)

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