圧倒的美しさと悲しみの「うたかたの恋」感想

本日宝塚大劇場の花組千秋楽ですね!おめでとうございます。
寒波の影響で気温は低いですが、お天気に恵まれて本当に良かった〜!
ということで、観劇してきたので感想記事です。

※千秋楽の感想ではないのでご注意くださいね!

始まった瞬間から息を呑む美しさのうたかたの恋

大劇場で公演されるうたかたの恋を見るのは初めて!
ということで遠い日の全ツの記憶を思い返しながら観劇していたのですが、
始まった瞬間から柚香さん演じるルドルフの耽美な美しさ、
星風さん演じるマリーの永遠の少女らしさ・・・。
二人が階段に現れた時点で「これが人生最後の光景でもいいな」と思うくらい綺麗でした。
本当に息を呑む美しさ!!これぞ宝塚!!って感じでもう大満足ですよね。

うたかたの恋のストーリーを全部知っていると、
こんなに若くまだ幼い二人がそういう結末を迎えるんだ・・・という悲壮感もあり
悲劇ならではの壊れるのを知ってる寂しさと美しさが感じられました。

新規追加された場面が格好良かった!

マリーとルドルフが最後に会うのを許された舞踏会に向かう直前の歌大変格好よかったですね。
これからクライマックスに入るぞって感じが一気に迫ってくる緊張感ある曲調で。

また冒頭の舞踏会の場面に入った瞬間の静けさに舞台の方々も客席も息を呑む感じ。
観劇してる醍醐味と言っても過言では無い瞬間に思えました・:*+.\(( °ω° ))/.:+

あそこ新規追加であってるんですかね?プルミエール見た時に言及されてたのが
多分あそこの全員で歌う歌ですよね・・・?誤っていたら申し訳ないです。

水美舞斗さんのジャンと春妃うららさんのステファニーのダンス!

うたかたの恋の中でもかなり好きな場面なのですが
マリーとルドルフが最後に公で会う事を許された舞踏会での
ステファニーとジャンのダンス。本当に大好き。
あのジャン・サルヴァドルという男が友達を守るために筋を通す瞬間というか。
水美さんのなんとも言えない表情が最高なんですよね、堪えて欲しい、みたいな顔。
そしてそれを受けた春妃さんの気高いプライドのある美しさですよ。

筋通ってるかどうかで言えば
そりゃ正妻の前でデレデレ踊る旦那という最悪の修羅場なんですけど
物語上はなんて美しい場面なんだろうと思えるから不思議。

来週の月曜日と言えば狩り

なんやかんや色々あってマイヤーリンクに死に場所を見出すじゃないですか。
この時友人たちは狩りへ、マリーとルドルフは別荘でいちゃいちゃなわけですけど
このいちゃいちゃ場面が「狼男ごっこ」から「モロバレかくれんぼ」に変わっててびっくり!

柴田先生らしい、現実にはありえない狼男ごっこの改変は衝撃的でしたね。
黒豹の如くで「こいつめっ☆」っていう場面がなくなるくらいの衝撃。
覚えてますか?黒豹の如く。柚希さんの退団公演です。

でもねえ〜〜この新しくなった隠れんぼが可愛いこと可愛いこと。
机の下に丸見えで隠れるマリーと、見た瞬間に気づくルドルフ。
ちょっとコミカルで笑える場面でありながらすっごい微笑ましくってもう。
小柳先生!!!キュンを作る天才!!??!!?と思いました。

また柚香さんがこういう場面超お得意じゃないですか?
はいからさんのソファで紅緒を追い詰めるシーン見てる時と同じくらいニヤニヤしちゃいました。
多分七福神で言うところのえびす様くらい私の目尻下がってたと思う。地面に目尻落ちてたかも。

二人の迎える最後のシーンの柚香さんの表情が本当に胸にくる。

もうねえ〜〜〜ここ!!!!
永久輝さんが逮捕しに来るところ、
本当に「ああ〜〜っそんなことしたら死んじゃうからやめて〜〜!!」って思いました( ̄▽ ̄)

永久輝さんも本心ではルドルフに逃げおおせて欲しいけど
そんなことしたら自分が叔父にどんな目に遭うかわからないわけですよね。
羽立さんめっちゃ厳しい顔してましたもん、厳しい顔してめっちゃ脚長い叔父上。

死を決意してマリーの寝室に入るルドルフ、
穏やかだけできっとどこかで全てわかっているマリー。

ここ本当〜〜に世界一罪が無い寝顔してるんですよ星風さんのマリーが!!!!
でも今からルドルフが撃ち殺さなきゃいけないんですよ!!!!
もうどんな気持ちで見たらいいの!?!?!?って思いながら観てました_:(´ཀ`」 ∠):

三日月の髪飾り・:*+.\(( °ω° ))/.:+じゃないんですよ。射殺現場なんですよ数分後には。

いよいよマリーに拳銃を向けたルドルフの表情が本当にもう何も言えない素晴らしい表情で。
誰よりも優しくベッドに横たえたその手で引き金を引くんですよ。。。泣くでしょそんなんされたら。

観てて本当に辛い気持ちになりました、けれどこれがうたかたの恋・・・。

死の後まで愛によって結ばれん

そういうわけで物語の終わりは二人が幸せそうに踊る天国の場面なわけですが、
もう本当にこの場面があるおかげでギリ観られるって感じでした。
でも二人が幸せ満面の顔してればしてるほど切ない気持ちもあり。

個人的にジャンに残した遺書の結びが「またどこかで会おう」なのが最高に好きです。
お別れじゃなくてまた会おうねって結べるルドルフですよ。

エリザ観てるとあんな幼少期過ごしたのによくぞここまで大きくなって・・・と
謎のクロスオーバー親心でみちゃうんですけど。もう本当。素晴らしかったわ。
柚香さんの顔の美しさだけじゃなく、貴賓溢れるお芝居全てがかっちり来ててぴったりでした。
短くまとめようと思ったけど長くなっちゃった・・・。
アンシャントマンの感想はまた別記事に更新しようと思います。

白い軍服、私服でも行けますね柚香さん!!!

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