昨日の続きでグレートギャツビー の感想を書いていきたいと思います。
メインキャストの感想はこちら
ギャツビーのパーティーや、もぐり酒場のICE CASTLEだったり、
人が多い場面が多かったので、回数が観られたら群衆芝居も楽しめる演目だったろうなと思います。
いや〜一回以上観たかったな・・・。贅沢は言えないのですが!_:(´ཀ`」 ∠):
キュートで現実主義的な彩みちるさん演じるジョーダン・ベイカー
アメリカの女性!!って感じがします。私のイメージですが。
自分の利益と自由と恋愛をしっかり区別して愛せる人。でもキュート。
すごく良い役でしたね。彩さんは雪組のCITY HUNTERで
セクシーさの表現に磨きがかかったと思うのですが、
その時の感じがまた今回良い〜感じに出ていて、努力の賜物なのだろうなぁと思いました。
観るたびに新しく進化している面が見られると素敵だなと思いますね。
ギャツビーの葬式をあっさりキャンセルして試合に行くところ、颯爽としていてベイカーを象徴するシーンだと思います。
出来事としてはもちろん寂しいと思うけど、
舞台を観ている観客としては「うんうん、ベイカーはそういう人だよね」と
しっかり腑に落ちるお芝居で素敵でした。( ̄▽ ̄)
静かな怒りを持つ人、ジョージ・ウィルソンを演じる光月るうさん
最高の配役でしたね。前半は妻がトムに夢中で見向きもされない哀れな夫。
この前半の布石のおかげで、後半のシーンはどうしてもジョージに肩入れして観てしまい、
妻が飛び出して死んだのは自業自得だと思えるのが素晴らしい。
部屋に閉じ込められたりする状況で、自分の愛する男の車を見かけたら
つい飛び出すのも必然だと思うのですが、舞台を観ていると、
飛び出した彼女が悪く、夫は可哀想なのだと思えてしまう。
光月さんの手腕ですよねぇ。
妻を失ってからギャツビーを殺し、自分が死ぬまでの流れの恐ろしさは一級品です。
口調も、言っていることも(真実の目のくだり)も前半と変わらないのに
あんなに恐ろしく感じる。舞台を観ていてゾクゾクしました。
悪役よりもヘイトを買っているかも?
フラッパーのマートル 天紫 珠李さん
ジョージの奥さんで鳳月さん演じるトムと秘密の情事を楽しむフラッパーのマートル。
良い役ですよね、生活の格差や立場を表現する役割を一身に担っている人。
そして、ヒロインのデイジーが望んだように馬鹿な女の子代表の役割も担ってますよね。
様々な対比に対してしっかり陰影があって、地に足が着いたような良いお芝居だなあと思いました。
その上、マートル自体は突出した悪いところは無いのに
おそらく観ている観客からも一番ヘイトを買っているのがまたなんとも象徴的ですよね。
本当に冷たかったらご飯も作ってくれないと思うので
ご飯を作ってくれるマートルはまだ優しい方だと思うけどなぁ。( ̄▽ ̄)
ウルフシェイムとギャツビーの配下たちが格好良い
潜り酒場のアイスキャッスルと、ギャツビーのパーティーに出席している配下たち。
アイスキャッスルのシーンの最初に踊る蓮つかささんたちを観ていると、
ワンスアポンアタイムインアメリカのスピークイージーのことを思い出しました。
運転手?のラウルを演じる夢奈 瑠音さん
最初に登場する車がギャツビーの乗っているものなので、インパクト抜群。
舞台に車が登場したの久しぶりですよね。ラストタイクーンぶりくらい?
運転手のお衣装もスタイル抜群でお顔が小さいのでとても似合っていましたが、
やはり本性が出るアイスキャッスルでのダンスナンバーでの表情がイチオシ。
なんだろう、ちょっと可愛らしい顔をしていらっしゃるから、
タバコを片手に踊っているのを観ると、どきどきしますね( ̄▽ ̄)
ビロクシーを演じる礼華はるさん
最近月組観るたび格好良い〜って注目しちゃう、あどけない表情なのに良い声なところと、
ダンスとスタイルが好きですね。つまり好きなんですけど。
今回は品の良さが生かせるパーティーの場面と、
ダイナミックなダンスで魅了してもらえる潜り酒場の場面があり、
いや〜可愛かった〜・:*+.\(( °ω° ))/.:+
他にも彩海せらちゃんからちょいちょい望海さんのDNA?を感じて胸が熱くなったり、
やっぱり佳城葵さんは場面を締める良い演者さんだなと思ったり、
朝陽つばさくんなら居候されても許せるなと思ったり、見所がたくさんの舞台でした( ̄▽ ̄)
東京での公演の幕が無事に開きますように!!
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