赤く燃える華!デカい肉!「Cool Beast!!」感想

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肉とか飯とか書いてあるだけでお腹空きますね、丼一杯です。
張り切って丼一杯とかいう名前にしたのに最近体型が気になってサラダばかり食べてわびしいぜ。

そんな私が書く花組のアツいショー「Cool Beast!!」の感想。
柚香さんと華さんコンビの初ショー!!!!!!!!(嬉)
4/25のカテコ込みで書いていきたいと思います。偶然取った日がまさか見納めになろうとは・・・。
あの日劇場に来られなかった方の一助にでもなればと、
そしてこれから観劇する方が花組がどういう思いで公演をしていたか、が伝わればと。

Cool Beast!!好きな場面

プロローグ〜主題歌

Cool Beast!!ではまず華優希さん、柚香光さん、瀬戸かずやさんが
それぞれフローレス(花)、ベスティア(獣)、エストーム(優しい人間)として出てきます。
フローレスとかベスティアはflower、beastから何語かのそういう意味なんだろうなって予測がつきますが
エストームは何語なのかなかなかわかりませんでした。
esを抜いてスペイン語とかイタリア語とか色々調べたりしたんですけどわからず。
さて、宝塚の公式サイトの藤井大介先生の解説にもありましたが、
この三人が軸になって展開しますよ〜という導入ですね。

導入のお立ち台にミラーボールが光りまくりでびっくりしました。オッ!ディスコ始まっちゃうか!?
と思ったけど始まらなかった。
あのもう「どう考えても下に別の衣装着てる」デカい姿のスターを見るとテンション上がりませんか?
ああ〜大介先生のいつもどおりのやつ始まった!!!!!って感じでワクワクしましたね〜。

そしてここで、ああ・・・あきらさんはちゃんと花組の二番手まで上り詰めたんだ!と感じて胸が熱かったです。
最後になったけれども、しっかり二番手の扱いだ!って。

そして主題歌がまたいいですね〜
お前に口づけしたい、赤く燃えるスパイシーキッス・・・いや〜肉の味付けぽい。お腹空きますね!

出てくる水美舞斗さんのキレが凄まじすぎて最高でした。もう最高以外の語彙がない。
そうそう主題歌の歌詞にね、入ってるんですよね、それぞれのお名前が・・・。

柚香さんは「怜悧」 SOOOOOO COOOOOOLすぎません?ビーストなのに怜悧なの、格好良い。
華さんは「華」ふわりと香り場の彩を賑やかす華って感じだし
ピッタリじゃないですか〜〜ぴったりというかそのまんまって言われたらアレですが、
そのまんま度で言えば「アキラキラ!!!!」のあきらさん。
あきらさんという呼び名が浸透しすぎて芸名の瀬戸かずやさんじゃなく
あきらさんの方がピックアップ。愛を感じますねえ。
と思ったらエネルギッシュ・フレンド水美舞斗さんですよ、
「南風」に揺られながらね、やってきますよ。そりゃ。
いつもどおり永久輝さんは「永久に輝き」がちでした。
やはり皆そう歌詞につけるよね・・・って感じです。輝いてるもんだって。

明日は明日は!!!明日は!!!!で聖野あすかさんなのめちゃくちゃ面白かった、斬新ですよね。
いい育ちのお兄さんみたいな雰囲気の聖野さんも
だんだん花組らしいアツさみたいなのを感じるようになってきて素敵。

大介先生らしい名前をちなみまくる主題歌でこっちもテンションがギャオ上がりです。
だって今回からようやくオケが!!!オケが復活してますからね!!!!!

4/25のプロローグの熱は特に凄まじかった。劇場の温度が2度くらい上がるような。
誰よりも赤く燃えてる柚香さんの精一杯の想いがしっかり客席まで届いてくるような暑さ!!

アフリカの子守唄シリーズ〜美穂圭子さんと音くり寿さん〜

藤井先生アフリカの子守唄めっちゃ好きですよね。なんかルーツあるのかな?
というかですよ!!!!!!
裸足で踊る柚香さんのジャンプの着地の音の無いこと。獣そのものなんですよCOOL。
そして可憐な華さん。知ってた全世界が知ってたその可憐さを。
二人が出会ってwonderful的な気持ち。ここに平和を作ろうって感じ。(全然そんな場面ではない)

で、歌う美穂さんと音さん。ここで美穂さんと渡り合えるって本当に素晴らしすぎませんか!?!?
いつか音くり寿さんトップの宝塚が観たいぜ・・・!!!!頼むぜ!!!という気持ちでいっぱいになりました。

最高に格好良いぜ!!水美舞斗さん

ラララ〜ハッピ〜ウェ〜ディング♬とかめっちゃ和やかな雰囲気の後で始まる
デカい肉を取り合う狼の場面。そんなん予想つきます???って感じ。
柚香さんめちゃくちゃクールにキメてるのにマイクが肉。でもダンスはめっちゃくちゃ格好良い。

と思ったらですよ!!!尋常ならざるキレで出てくる水美舞斗さん。
動きのキレの速度が蘭寿さん並なんですよ!!!!もうそれでめちゃめちゃテンション上がってしまって。
男なんてララララ〜信じない方が良い〜〜。圧倒的ポルノグラフィティ。
宝塚とポルノグラフィティの親和性、サンキューです。(月組公演VOICEでもあったね。)

ものすごいデカい肉をもらってご満悦のマイティー(ドヤ顔)最高です。
4/25はどっちの肉も柚香さんにあげてたのがもうまた・・・。
マイティーの笑顔さえあれば嵐が来ても空が晴れるんじゃない?と思うくらい眩しい。

そして4/25の場面ではいつもより柚香さんとのアイコンタクトが多かった気がする。
芝居のアグリッパとアウグストゥスみたいに二人も盟友なんだろうな・・・と思って観てました。

アイアイアーーーイ!!!!(かわいい)

サバイブ・・・って突然クールに言うから一旦「!?」となるウェルカムトゥザジャンゴーーーーの中詰。
中詰後の5人くらいで残って銀橋を盛り上げる皆さん。華さんのアイアイ!!可愛いんですよねえ〜
もうずっとニコニコしてしまった。可愛くて癒される。
はいからさんの大劇場後から声がすごく力強くなられましたよね。
日々の研鑽の賜物なんですよ・・・。素晴らしい。

さまよう瀬戸さん

もうこの迷いこんだ旅人系の場面もね〜〜〜好きなんですよね。
で、瀬戸さんの前でならどの男役さんの女装もめちゃくちゃ素敵に見えるのがもう。
さっすが花男〜〜〜!!!!って感じなわけですよね。
しかも柚香さんも中性的で色香を放つ人を超えたモノの演技とかめちゃくちゃうまいし
ダンスもうまいからすごくしなやかで美しい場面になってて良かったです!
ひとつひとつを丁寧にこなそうという心が見えて眩しかった。
リフトは回転が速いながらも絶対に落とさないっていう意志が感じられるホールド感。
後半のリフトって体力的にしんどいに違いないのに。瀬戸のアニキの矜恃を感じました!!

メカメカ!!!永久輝さん

メカメカ言う永久輝さん。引き連れてくるこれからの花組を担っていくであろう男役さんも永久輝さんも
4/25はいつもより一人でも多くのお客さんを見ようと言う動きがあって、
お客さんへのパフォーマンスはもちろん、
ご自身も光景を目に焼き付けてるのかな・・・という感じがしました。
明るい曲なのにどこか締め付けられる切なさみたいなのがあるんだよな〜私だけですか!??

ジョバイロジョバイロ

もうここは言わずもがなですよ。ここの瀬戸さんが、誰より一番気迫があったように思います。
いつもこのシーンはすごく目頭が熱くなるんですけど、4/25はもう前をまっすぐ射抜くような視線で、
最高に格好良い花組男役として階段を降りてくる瀬戸さんがもう・・・眩しくて眩しくて。
目に焼き付いて離れない光景です。あの覚悟を全て背負ったような表情。スターさんだった。

男役さんたちの群舞での掛け声も最高に合っていて、気迫があって。
舞台上からパワーの塊が飛んでくるような気迫でした。
タカラジェンヌの方々って元々パワフルなイメージなんですが、
それでも普段より何倍も大きい出力をされてるような。
私もこの光景を絶対忘れないでいようと涙ながら思いましたね。

そしてデュエットダンス

またこの専科のお二人が見守って歌う中のデュエダンってのが。
瀬戸さんが降りてきてからずっとポルノグラフィティのジョバイロを歌い継いでいくんですが、
一曲を長く歌っていくことで場面が途切れずすごくテンポ感が良い感じがあって私は好きでした。

れい華コンビの視線の語り合いみたいなの尊くて好きなんですよね。
言葉を尽くすんじゃなくて見つめ合ってわかり合うみたいな感じが・・・。
デュエットではそれが感じられてすごく幸せでした。

デュエットダンスの終わり、
優しい笑顔の柚香さんが華さんの手を引いて真ん中に立たせて、華さんから投げキッスがありました。
もうそんなん泣いちゃうじゃないですか!!!!(めちゃくちゃ泣いた)

お辞儀の時、本当に万雷の拍手が降り注いで、
いつまでも拍手が続いてこの舞台が休止しなければ良いのに、という会場全体の思いが感じられて、
そこでも涙が止まりませんでした。

終演後カーテンコール

通常の公演では幕が上がりませんでしたが4/25の15時半公演ではカーテンコールがありました。
高翔組長から公演休止に関する説明があり、退団者を代表して瀬戸さんと華さんがご挨拶、柚香さんが挨拶の流れ。
高翔組長の言葉のひとつひとつに想いが感じられてこちらも励ましたいけども声も出せないしで、
とにかく客席から拍手を届けようという気持ちがめちゃくちゃ感じられました。

だって形式上仕方ないとしても、休演に関しては花組が謝ることじゃないじゃないですか・・・!!!

そんなやるせない思いを感じ取ったのか、柚香さんの挨拶がすごく立派でした。
「宝塚を愛してくださっている皆様が、(今回の休演もろもろで)そのお心ゆえにお顔が曇ることがありませんよう、心より願っております(大意)」

なんて素晴らしい挨拶なんだと、
ああ柚香さんは紛れもなく今のこの花組を背負うトップスターなんだと。
聞いた瞬間また堰を切ったように涙があふれました。

これは涙じゃないんです、泣いてないですよ、笑ってるんですと言いながら涙を流す瀬戸さんと、
それを見守る高翔組長、皆さん愛してます!と言葉を残してくださった華さん。
会場に投げキッスをとばした冴月さん。もうどこまでも尊い空間で、

柚香さんが時計を確認しながら
「今日までは大丈夫なんですよね?あと何時間・・・?」と言うくだりも、普段なら笑えるだろうにその気持ちでまた泣けてしまって。

「どうか皆さん、笑顔で!元気で!!お過ごしください!!」
なんて笑顔で言うのにどんな気持ちを乗り越えられただろうと。

「休演のお知らせを聞いた時の、仲間たちの表情が忘れられません。
清く、正しく、美しくとは、この姿を言うんだろうなと。(大意)」
と語る柚香さん。

そんな柚香さんも、清くて、正しくて、美しくて、そして朗らかですよ!!!!!!!!

あの日の観劇の記憶、全て思い出せるわけじゃない自分が不甲斐なくありつつも、
でも大切な思い出としてこの後も残り続けるだろうと感じました。
いろんな感情がありすぎてちょっと拙い感じになってしまいましたが、書き残せて良かった・・・。

どうか千秋楽まで花組の舞台の幕が上がり続けますように!!!!!!

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