8倍→5倍オペラグラスで宝塚を観劇してみたら

オペラグラスを新調しました!と、同時に
結構慎重に選んで成功した(と思ってる)ので備忘録として重要視したスペックを書いておこうと思います。

なお今まで使っていたのは8倍のオペラグラス。
今回新しく買ったのは5倍のオペラグラスです。

最近ヅカ界隈ではヒノデの5倍オペラグラスが流行ってるのですが、重たいし高い(14,800円)んですよね。
その分確かに明るさはあるんですが、重くないオペラでそこそこ明るくてお値段も抑えられるやつが欲しい。

今回予算5千円か6千円くらいで近いスペックで探して、結果として大満足してます!!

ただ普通に調べても検索汚染がひどくて、絶対観劇したことない人が書いたような
8倍がいいですよ〜とか10倍がいいですよ〜とかしか無くてですね、

見るべき数値が知りたいのよ!!と思いまして。

注目すべき数値を知って入れば、色々なサイトを見て迷わずに済みますし、失敗せずに済みます。
8倍の時のメリットデメリット、5倍の時のメリットデメリット併せて書いていきたいと思います!

私が買った倍率8倍・5倍オペラグラスのスペック比較


今まで使っていた8倍オペラグラスと新調した5倍オペラグラスの性能を比較するとこんな感じ。

スペック比較kenko セレス 8×21CF-S(旧・倍率8倍)ナシカ ‎OPTICAI 5×21-MC(新・倍率5倍)
レンズコートマゼンタコーティングフルマルチコーティング
実視界9.5°
射出瞳径(ひとみ径)2.625mm4mm
レンズ有効径21mm21mm
明るさ6.7616
重さ140g165g
コーティング・実視界・射出瞳径・明るさをすべて上のスペックに。

私の「暗いところでやってるガヤ芝居とか、ハケ際の表情まで見たい」気持ちが前面に押し出されたスペックです。

実際に覗いてみるとぜんっぜん違う!!!8倍とは明るさが全然違うんですよ!!
ちゃんと数字見て買ってよかった〜〜!!って。買った奴詳細はこちら(amazonサイト)

2021年雪組公演のfff(フォルティッシッシモ)途中から買い換えたオペラで観劇してたんですが、
「ロールヘンがルイにコートを掛けにくる前の黒い布で隠されてる布のたわみが見える!!」
「幼少のルイが謎の女に出会う直前、暗いところから出てくるルイの顔が見える!!」
「ルイの自室のドアの中まで見える!!」

って感じ。例えマニアックすぎてわかんないかもしれないんですが、まあともかく明るいんですよね。

宝塚を観劇するとき8倍のオペラグラスから5倍に変えた見え方はどうなの?

これは結構気になるところですよね。
結論としては5倍の方が手ブレもないし芝居の流れも見えやすいし変えてよかったと思ってます。

ただ、特定の贔屓がしっかりいて、もう贔屓の顔面がめっちゃ見たい!!!って方は8倍の方が良いでしょうね。
私はS席観劇が一番多いタイプのファンなので5倍だと2人芝居が俯瞰で見えていいな〜って感じです。

一応東京宝塚劇場の立ち見で5倍オペラも使ってみたんですが個人的には全然いい感じ。
どっちも持ってって使いましたが、8倍よりもやっぱり5倍は手ブレの少なさが魅力で。

あんまりオペラ使わない方はいいと思うんですが、
私は結構観劇中頻繁に使うので後半とか手が疲れちゃったりして、
手ブレが反映されない5倍がマストバイって感じになりました。

オペラグラスを選ぶ時に注目すべき性能

オペラグラスの商品名の「8×20」や「10×20」の意味は?

以外と知らないまま買ってますよね。
私も新調するまで気にしたことすらありませんでした。
これは手前の数字が倍率、後ろの数字がレンズ有効径を表しています。
「8×20」なら、倍率8倍で、レンズ有効径が20mmのオペラグラスなのねってことです。

いや、レンズ有効径って何よ!?となると思います。私もなりました。
オペラグラスの商品ページでは大体以下の情報が確認できます。

レンズコート:
どんなコーティングかによって視野やコントラストが変わる。
光の透過損失を減らすものがおすすめ!光を逃さないことで視界がぐっと明るくなるので。

実視界:
数字が大きいほど視野が広くなるが、倍率が高いほど狭まる
(倍率が高くなるにつれてジェンヌさんの顔しか見えなくなりますもんね。)

射出瞳径(ひとみ径):
直径が大きいほど視野が明るくなります。(暗いところにいる贔屓も見たい人向け)
ひとみ径=対物レンズの有効径÷倍率なので、
レンズが小さい小型のオペラの場合倍率が高いほど小さくなります。

レンズ有効径:
レンズのサイズのこと。大きいほど解像度や明るさが向上しますが、
大きくなるほどオペラグラス自体も大きく重くなります。

明るさ:
値が大きいほど明るくなる。レンズが大きいと集められる光が増えるので数値が上がる。
※理論上の数値なので、コーティングが異なったりすると数値が同じでも
見え方が変わってくる。

アイレリーフ:
目とレンズの距離の数値。これが長いオペラを選べばメガネでも快適に見えます。
アイレリーフが自分の目と合っていないと、視界が悪くなります。

重さ:
軽ければ軽い方がラクでいいですね!!!!

いっぱいありすぎる!!!と思うかもしれませんが、
このうち私が注目したのは「レンズコート・射出瞳径・レンズ有効径・明るさ」の4つ。
最終私が選んだオペラグラスのスペックと併せて、まずはそれぞれの意味を見ていきたいと思います!

オペラグラスを選ぶときに重要な「レンズコート」とは

レンズをコーティングすることで、光の透過損失を減らそうってことですね。
光が抜けると暗くなるので、それを防ぐということ、ハケ際の贔屓までしっかり見たい人は注目すべき。

フルマルチコート>マルチコート>マゼンタコート

の順で明るいみたいです。じゃあもうフルマルチコート一択ってワケですね。
私が今まで使っていたのはマゼンタコートでした、知らないまま一番下のやつ買ってた。

宝塚でちょうどいい「射出瞳径(ひとみ径)」「レンズ有効径」とは

人の瞳の大きさは暗いところと明るいところで変わります。
よく刑事ドラマとかでライトを目に当てて瞳孔の動きを見てるやつですね。
明るいところでは小さく2、3mmに、暗いところでは光を集めるため7mmほどまで大きくなります。

つまり私たちがヅカを見てるとき瞳孔は開きっぱなしなわけです。(そうではない)

で、その瞳孔のサイズとできるだけ近いサイズを選ぶのが正解。

なので射出瞳径(ひとみ径)は7mmに近づけば近づくほど
肉眼で感じる明るさと同じになっていくわけですね。

知ってました!?私は全然知らなかった。

射出瞳径(ひとみ径)のサイズを左右する要素が倍率とレンズ有効径になります。
たとえば5倍と8倍のオペラグラスのレンズ径がどっちも同じ場合は、
倍率が大きい方のひとみ径が小さくなります。レンズでかけりゃでかい方が明るいってワケ。

今まで使ってたやつはレンズ径が21mmだったので、同じサイズなら倍率を下げるか、
倍率を上げるならレンズを大きくするかが必要だな・・・ってことがわかります。

宝塚でオペラグラスを使うとき適した「明るさ」の数値は

さてこの明るさの数値。これに関しては理論上というか、設計上の数値となってまして、
射出瞳径(ひとみ径)の2乗が明るさの数値になります。

で、重要なのはですね。同じ明るさの数値でも見え方が違う場合があるんです。
レンズコートが一番良い「フルマルチコーティング」の明るさ16と、
「マゼンタコーティング」の明るさ16なら
「フルマルチコーティング」の方が比較してわかるくらい明るく見えます。

明るさの数値が高いからって簡単に飛びついたらあんまり良くないものを選んでしまうかも。
しっかりスペックを比較して、数値はあくまで参考程度にとどめましょう。

これからオペラグラスを新調する方の参考になれば幸いです!!!
迷ってるけどこっちとこっちどっちがいいかな?とか
不明なことがあればコメントでもお答えしますのでお気軽に〜♪

本当明るさで世界変わりますよ!!!!!!

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