理事長 「これからは組長を務めてもらいたい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/12346ecb518241ab8cd551bd8fd1e643f1bb58d5?page=2
越乃 ん?・・・えええっ?! ?! ?! 「・・・イヤです・・・と言ったらどうなりますか?」
理事長 「辞めるか受けるかのどちらかです」
・・・このあとの事はほぼ記憶がありません。 何と答えたのか、
どうやって稽古場に戻り、平静を装い稽古をしたのか。
舞台が好きでまだ辞めたくなかった私は 宝塚史上最年少で「組長」になりました。
人生の中の「晴天の霹靂」とはまさにあの時でした。
元月組組長だった越乃リュウさんのYahooでの連載第一回を読んだんですが、
実際に理事長室に呼び出されて辞令を受けた時のお話が書かれていました。
今までファン側が
「まあ辞令を受けるか辞めるかのどちらかの圧はあるんだろうな〜」と想像することはあっても
実際にジェンヌさん側から名言されることはほとんどなかったと思います。
「イヤです・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/12346ecb518241ab8cd551bd8fd1e643f1bb58d5?page=1
これは私が「組長」の辞令がおりた時に、
所属する宝塚歌劇団の理事長に思わず投げつけた言葉です。
面白いのが一応「イヤです」って断ってみてるところですよね。
越乃組長のこういった人柄が当時の月組を支えたんだろうなと思うと同時に
当時の月組は破天荒系ストイックトップスターの龍さんの時代でしたから、
色々な出来事があったんだろうな〜としみじみ思います。（私は龍真咲さんも越乃リュウさんも大好きです）
組長が担う仕事とは
そもそも宝塚の組長が何をするかというと、まさに管理職ですよね。
組子のことをしっかり見て支えていくのはもちろん、トップスターと組子への兼ね合いの調整。
時には組子の世話を見てやって欲しいとタニマチさんに頼んだり、
さらには組全体の予定管理と、なんと非常時の経路確保まで組長の仕事です。
まさに普通の会社と同様の中間管理職。自分自身も舞台に立ちながら中間管理職の仕事をこなすのは大変でしょうね。
トップスターによって組のカラーが決まるというのは表側の話で、
組全体の雰囲気を左右するのは組長の管理の仕方によるというのが裏の話。
ファンクラブに入っていると組長さんとトップさんの意向によって出待ち入り待ちの待機の礼儀作法が変わったりしますもんね。
史上最年少の組長越乃さん
越乃リュウさんが組長になられたのは研15の時。
人によってはそれからトップさんになる場合もある、男役として非常に充実した時期だと思います。
舞台全体を見渡す視野を持てる頃でしょうし、自分が舞台でどういう役割をこなすべきかがしっかりわかる時期でもあります。
そんなところもあって、当時月組を観る時は越乃リュウさんの輝きたるや素晴らしく、
気づけば組長ばっかりオペラで追ってました。
どこの組の組長よりも色気あふれる前髪テロリストだったんですよね。
声も低くてすごく格好良いですし、ロミジュリのキャピュレット卿なんて極上の色気でした。
これから越乃さんが語られる宝塚のお話に興味津々です。連載タイトルが「元組長の部屋」なのも良いですね。
きっと組長以外にもこういう厳しい辞令はたくさんある
一般企業でも辞令ってそもそも逆らえませんので、それは宝塚も同じなのだろうと思います。
かくいう私の贔屓もおそらく肩たたき退団で宝塚を去りました。（もちろんご本人はそんなことおっしゃってませんが）
組替え、専科異動、組長・副組長への辞令、肩たたき退団などなどあの煌びやかな世界で起こるシビアな色々。
これだけ単語で見ると私たちはついついマイナスイメージを抱いてしまうのですが、
宝塚歌劇もショービジネスなので、厳しい側面があるのも当然なんですよね。
越乃さんが今こうしてそういうシビアな辞令があったことを明かしてくださるってところに
「それも自分の力になった」という自負があられるんだろうなと思います。
どんな逆境も力に変えていく人がきっとスターとして花を開いていくんだろうなという舞台の厳しさと可能性を感じさせますよね。
私たちはファンなので、いろんなことを想像するしかできませんが、
どうか諦めずに努力を続ける舞台の皆さんが報われますようにと日々祈ってしまいますね。
にしても突拍子もないやばい人事だけは、やめてくださいよ！！！！と思ってしまう（笑）
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