久しぶりに初日付近、中日、千秋楽付近と観劇出来ています!
と言うわけで3回目の観劇をしてきました( ´ ▽ ` )
せっかくだから深まってきたと思った点を個人的にまとめていこうかなと思います。
いっぱい書いちゃったよ・・・私巡礼の年すごい好きなのかもしれない。
あとやっぱりこの本とこの本読んでて良かったと思いました。読む前と後で感想が違う。
フランツリストとジョルジュサンド
「男と女に魂分けた」という歌詞がより迫って聴こえるようになりました。
と言うのも、柚香光さん、永久輝せあさんのお二人の息が
最初の方の公演よりもめちゃくちゃ合ってる!!
最初の屋根裏のシーンのリストの上着の落ち方とかすごく自然だし、
ソファからリフトするところ、最初に見た時はよしやるぞ!って瞬間が一瞬あったように思うんですが、
今日は映画のワンシーンみたいに綺麗でした。
リストの説得のシーンは本当にキスするんじゃないかと思う距離感でドキドキ(๑>◡<๑)
隣に座るときさりげなくリストの服の裾を踏まないように配慮するサンドが好きです。
ラプリュナレド伯爵夫人とダグー伯爵
物語に深みを増すこの2人の存在。
リストとマリーがパリを捨てたと憤る迫力が凄まじい。
2回目見た時もこれは感じてたんですが、3回目はより増してました。
ラプリュナレド伯爵夫人はこの前の場面のリストがサロンで大忙しの場面でも迫力満点でした。
辞めてしまうのが本当に惜しい!!音くり寿さん。
他の女性たちを牽制するときは客席がちょっと笑ってるくらいなのに、
その後リストに立場を弁えるように言う時の冷ややかさ。たまらないですね。
飛龍つかささんのダグー伯爵のマリーへ募らせた思いも、
最初に見た時より説得力が増していました。
最初は正直、ただの都合の良い人じゃんって感じもしてたんですが、
回を増すごとにちゃんと切実さも増えていってて素敵でした。
共感する部分は無いので、普通に考えて難しい役ですよね。
この2人のナンバーの格好良さがほんっとにマシマシで。
一度パリを捨てたらもう二度とはここへは戻れない!のナンバーでの迫力が!!見納めだと思うと寂しい〜!!
芸術家仲間たち
サンドの屋根裏部屋に超集まる芸術家仲間、かわいいですよね。
群衆芝居が1番楽しめるのは今回芸術家の皆さんなので、
真ん中を見るか、後ろの方々のわちゃわちゃを見るか毎回迷います。
リストとマリーを訪ねてきた時の仲間たちの気兼ねなさというか、
リストを不機嫌にさせる遠慮のなさもより自然に。
窓の外の景色を見て嬉しそうにしているドラクロワさんとかも面白いですね。
絵にするのかな?と想像力をかき立てられます(^ ^)
サンドが「紹介してよ、あなたの恋人でしょう?」って聞くセリフ
めちゃくちゃ良いですよね。周りの芸術家仲間たちのそれぞれの表情もたまらないです。
全員リストとサンドが恋人だったの知ってるんだなって。
天才としてショパンが現れるシーン
音楽学院の子どもたちの狂乱というか、ちょっと怖いシーンもより迫力が増してます。
リストの子役の方が転ぶのうますぎて本当に痛々しく見えるのが素晴らしい。
美空真瑠さんという方なのですね(๑>◡<๑)
そしてそこで現れるショパンの表情がまたたまらないです。汚れを知らないみたいな顔で
焦燥感や羨望に塗れたあの瞬間のリストとの対比が素晴らしいですね。
ショパンとリストとサンド
魂の彷徨の場面でのサンドとリストのやりとりがまた素晴らしい。
思わせぶりなことを言うだけじゃなくてリストを想って言葉を出してる感じが強くありました。
ショパンとリストとの最後の場面も
以前観た時のリストはもう少し怒りで頭がいっぱいな感じだったんですけど、
今回はショパンに対してまだプライドが残っているような雰囲気になっており、
ショパンの「いい加減にしろ!」のセリフにより迫力が増すようになったと思いました。
そのおかげで少年リストを抱きしめるシーンはちょっと感動的な雰囲気にもなってたかも。
私の後ろのお客さんめちゃくちゃ泣いててびっくりしました・:*+.\(( °ω° ))/.:+
全体的に登場人物の感情の起伏の表現がより深まっていて
伝わってくる気持ちの強さがどんどん増えているように思います。
やっぱり初日付近、中日、千秋楽付近で観劇すると変化が見えて楽しいですね!
終わっていくのは寂しいけど、東京での観劇された方の感想がより楽しみになりました。
花組さんの舞台の幕が最後までしっかり開きますように!巡礼の年、私好きです(๑>◡<๑)
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