「斜陽の国のルスダン」読了!宝塚化超向いてる!

「斜陽の国のルスダン」は←のリンクの通り現物の本は在庫切れなのですが
kindleでタダだったので読んでみました!ちなみに雪組の蒼穹の昴も読めますよ!
登録して一ヶ月以内に解約すれば普通に買うより安い。
(※回し者じゃ無いです)

ルスダンは長過ぎず、難し過ぎずスマホからでもすぐ読めるので
私も3時間くらいで読みました。実際読むのおすすめです( ̄▽ ̄)
ていうか蒼穹の昴も本当に読んで欲しい。(これは回し者になりたいくらい!)

とりあえず自分で読んでみて話の感想や、役について考えてみました!
ネタバレどんと来いの方は読んでいってくださると嬉しいです♪

斜陽の国のルスダンのあらすじ

時代はモンゴルが強大な力を持って大陸を踏破していった1200年代。
それまで王国を治めていた兄ギオルギの戦死によって、
夫であるディミトリと二人でジョージア王国を治めることとなった女王「ルスダン」の激動の物語です。

夫ディミトリの立場

このルスダンの夫となるディミトリは
元々祖国であるイスラム教国ルーム・セルジュークから
人質としてジョージア王国に送られてきた第四王子です。

元々他国の人質のためスパイを疑われており、王政に干渉することをよく思われません。
常に周囲から追い落とされそうな苦しい立場に立ちます。

ジョージア王国を取り巻く状況

またジョージア王国を狙うのはモンゴルだけではなく
モンゴルによって瓦解したホラズム・シャー朝の帝王ジャラルッディーン(二番手格)も
ジョージア王国を狙っています。

ジャラルッディーンはジョージア王国を手に入れるため、
すでに結婚しているルスダンに結婚を申し込みます。
ルスダンがその求婚を受け入れるわけもなく、
ジャラルッディーン率いるホラズム軍と戦いになります。

ルスダンとディミトリの愛

圧倒的なホラズム軍を前に、愛する妻と娘を失いたくないと願ったディミトリは
妻と娘の安全を保証するため、祖国の密偵を通してジャラルッディーンに交渉を持ち込みます。
かねてからスパイを疑われていたディミトリは、祖国の密偵と会話をしているところをみられてしまい、裏切ったと誤解されます。

失意の中にいるルスダン、彼女を心から敬愛する白人奴隷のミヘイルと関係を持ってしまいます。
その場に居合わせてしまったディミトリは怒りに震え、ミヘイルを剣で突き刺して殺し、
そもそも裏切ったのはディミトリだと怒ったルスダンによって幽閉されることに。

ホラズムに引き取られるディミトリ

ジャラルッディーンの兵法にジョージア軍は圧倒され、
首都であるトビリシを奪われてしまいます。
幽閉された塔でジャラルッディーンと邂逅したディミトリは、
今度はホラズムに身柄を引き取られます。
ホラズムに身を置くことになっても、
ルスダンを愛していることに変わりのないディミトリ。

ルスダンの決断

時を経て、使者としてジョージア王国を訪れた際、
ルスダンにホラズムの軍の内情や配備を全て伝え、首都トビリシを奪還する手配をします。

愛する夫が内通者とバレれば殺される。ルスダンは一瞬だけその手配書を打ち捨てるか迷いますが、
女王である彼女はその情報を元にトビリシを奪還します。

その後、夫ディミトリがホラズムで毒を飲んで死んだ、という知らせを聞きます。
実感もなく夫の死の知らせを聞いたルスダンは
かつての美しかったトビリシの、彼が愛したリラの並木の下で、
いつか、同じ毒を飲んで夫の元に行くことを決めるのでした。

斜陽の国のルスダンの主要な登場人物と配役は

主人公ルスダン、夫のディミトリが主軸となっており、ここがトップコンビになるでしょう。
次いで敵側のジャラルッディーンが2番手男役格
そしてルスダンの前にジョージア王国を治めていたギオルギ国王が3番手かなと思います。
ジャラルッディーン自体は純粋に暁さんで見たいけど
瀬央さんの立場考えると不整脈になりそうなので瀬央さんの方が安心はするかも。

正直上記の4人(ギオルギ国王は序盤しか居ないのでほぼ3人)だけがメインです。
そのおかげで話がシンプルで読みやすいのですが、舞台にするには役がかなり少ない。

ルスダン側は他に
イヴァネ・ザカリアンという先先代から重用されてきた老宰相、
ルスダンと関係を持つ白人奴隷のミヘイル
ルスダンの娘タマラ
先王ギオルギの妻バテシバ

ジャラルッディーン側は彼の書記官ムハンマド・アン=ナサウィーくらい。

娘役さんの役は無いですね。
道筋がわかりやすくシンプルなお話ではあるのでもしかしたら役が増えるかも。
宝塚でのタイトルは「ディミトリ~曙光に散る、紫の花~」なので
ディミトリ側の役が増えるのかな?と思います。

斜陽の国のルスダンを読んだ感想

宝塚化に非常〜〜〜に向いていると思います!
悲劇的な部分もありつつ、しかしそれだけでは終わらない。
二人が最初から最後まで愛を貫く話でもありつつ。。しかもしっかり纏まってる。
そして敵は敵でも兵法の才能がある良い男で。
2番手の格好良い悪役って王道ですが、王道ってやっぱり見たいじゃないですか。

最近はヘタレっぽい悪役が流行っているのか、
2番手の悪役に結構ヘタレが多い気がするので・・・、
それも可愛くて嫌いじゃ無いけど、
バシッと男らしく格好良い悪役が観られるのが今から楽しみです。

ただ、元々ルスダンが主役なのに
主人公が完っ全にディミトリになるのは物語読み終えると
ちょっとウ〜ンと思わないでもないです。宝塚化だから仕方ないんですけどね!

生田先生最近大忙しですね〜個人的に好きなので嬉しい。
小池先生を継いでいく感じがする!

次はどんなラップがあるんでしょうね・・・(笑)

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