宙組の生え抜きトップを生きている間に見たい

花組月組雪組星組といままでそれぞれのキャッチフレーズについて、
その由来とか、今後どうなっていくのかな〜という記事を書いてきましたが、
今日はいよいよ最後の組、一番新しい組、
そして20年以上経った今も生え抜きトップスターが出ない組、宙組の話をしていきたいと思います。
ちなみに娘役では星風まどかさんが唯一生え抜きでトップ娘役に就任されていましたね!
発表当初めちゃくちゃ喜びました。やったーーーー!!って。

私は宙組好きです。今まで好きだったスターさんも宙組の方が多かったもので…。
好きなのに生え抜きスターが大事にされていない現状にかなり悲しさを覚えています_:(´ཀ`」 ∠):

新しく生まれた5組目の宙組

成り立ちの話なんかは、宝塚のブログを日々読まれる皆さんなら耳タコだと思うのでサラッと書いていきたいと思いますが、東京宝塚劇場のリニューアルに伴い、東京でも通年公演を行うため1998年1月1日より発足した組。

各組から選抜されたスターさん達で構成され、
83期生から組み配属が宙組となる、「宙組生」が生まれました。
こう書くと本当に新しい組って感じがしますね。

初代トップスターは姿月あさとさん、トップ娘役は花總まりさん。
今の私からするとエクスカリバーとシトラスの風って伝説みたいになってますし
「未来へ」「明日へのエナジー」は今の宙組でも大切に歌い継がれている曲ですね。

ちょっとここ数年はシトラスの風が吹き荒れすぎてるように思ったりもしますが(笑)

再演の多い「激情」も宙組が初演の演目で、初演の映像を見ると再演とはまた違う魅力が散見され、
当時のトップコンビの存在感と
宙組ならではのさまざまな組の混じり合った文化の奔流に触れられるような感覚を覚えます。

さまざまな組の文化が混じり合った結果、
食べ物に名前を書かないと誰のものであっても食べられる可能性がある
という文化が生まれたのはかなり興味深いのですが。(笑)

宙組の伝統

伝統というか傾向というべきかはわかりませんが、発足当時から長身のスターが多く所属しており、
どの組よりも大きい男役がたくさん居たため、
衣装の着こなしがスタイリッシュで都会的なイメージを舞台から受けることが多かったように思います。

また、コーラスワークに定評があり、「コーラスの宙」と呼ばれていました。
脈々と受け継がれているものがあるため、今でも宙組のコーラスの層は厚く感じられます。

特徴的な部分としては男役と娘役の関係性も挙げられますね。
例えば宝塚の文化そのものとともに育ってきた花組ならば
男役をいかに美しく立てるか、という意識が娘役さんの中に伝統的にありますが

宙組は男役も娘役も一緒になって組を必死に作り上げてきた歴史がある分、隣に立って一緒に歩むような、
自立した雰囲気のエネルギッシュな娘役さんが多くなっています。

これからの宙組

宙組は圧倒的に落下傘が多くなっており、
生え抜きスターが育つと他組に組替えされる傾向があります。
宙組出身で他組に組替えしトップスターに就任したのは雪組の早霧せいなさんだけ。

また、後にトップスターになる他組からの異動組は基本的に組替え後3番手に就任することもありません。
このままでは宙組配属時点で未来が閉ざされているにも等しく、宙組ファンとしてはなんとも悲しい実情です。

私も組替えが発表されるたび「生きている間に宙組の生え抜きのトップスターって見られるのかしら」と思うようになってきました( ;∀;)

しかし逆にいえば、宙組の生え抜きのトップスター就任はもはやファンにとっても悲願。
宙組生にとっても悲願のはずですから、誰よりも待ち望まれたスターの誕生になるに違いありません。

その瞬間を見るために、何があっても私はこれからも宙組を応援し続けるぞ・・・!!

今では組長の寿つかささんが発足当初から在籍されている唯一のジェンヌさんとなりました。
すっしーさんは宙組生からもファンからもとても愛されている組長さんですね。

宙組はすっしーさんと一緒に歩んできたと言っても過言ではありません。
きっとこれからもいろんなことを伝え歩み、引き継いでいかれることでしょう。。

そしてまだ若い組だけあって、今からさまざまな時代や伝統が築かれていくに違いありません。
個人的には、頼むから宙組生を大事に扱って欲しいところです!


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