2015年に月城かなとさん主演で上演された銀二貫の再演ということで、
何よりも初演の観劇から12年も経っていることが恐ろしすぎるのですが観てきました!
着実にスター街道を歩まれている稀惺かずとさんの初主演作品。
シュッとしていて端正なお顔立ちが和物と親和性バッチリでした!
また、汝鳥伶さんの井川屋の主人和助と番頭はんの輝咲玲央さんが素晴らしかったです。
辛い身の上ながらも瑞々しい役が似合う稀惺かずとさんの松吉
丁稚はへぇ!!の歌で背筋がピーン!となりっぱなしの松吉が懐かしすぎて…!
「何もかも捨てなければ歩めない道もある」という和助(汝鳥伶さん)の言葉は武家に生まれた松吉、というか龍之輔にとって辛すぎると思うんですが、
それでも父の遺した「生き続けろ」という言葉を胸に、ひたむきに人生を歩み続ける姿がもう…ねえ!甲斐甲斐しすぎませんか!?
それがまた似合うんですよね〜稀惺かずとさんに…。ひたむきで必死に耐え忍ぶ姿が似合う!
それでも折れないキラキラ感も素晴らしいですね。何があっても闇堕ちしなさそうだと信じられる感じが安心して観ていられて良いですね。
(※月城さんが闇堕ちしそうだったわけではないです、同じくひたむきに耐え忍ぶ姿が合う系ジェンヌさんだと思います。一応ね!
ほら上級生になってからはダークな感じもライトな感じもどっちもいける感じになってたから!ね!)
生きるためにはこの道しかない、と言っていた松吉が最終的には自分自身の人生を生きて、
そして愛おしくて仕方ないいとはんと結ばれる姿、眩しかったし心が温まりました。
乙華菜乃さんの眩しいいとはん
無邪気で愛おしい少女時代、彼女の心の素直さのままの振る舞いが、
がんじがらめの松吉の心をどれだけ癒してくれたかと思うと…そりゃ愛おしくてしゃーなくなるわよ!と思います。
自分自身が取り扱っている寒天の味を知らない松吉を見て、
お父さん(※あまりにもイケメンすぎる)に頼んで琥珀寒を食べさせてくれるシーン本当に好きです。
あそこの真帆屋の親子の慈愛に溢れた目線だけで…なんでしょう、こう…洗濯物とか乾くと思います、暖かすぎて。
それにしても真帆屋のお父さんイケメンすぎると思います。
後半後ろの方で歌っていた時も結婚式で後ろの方に居る時も、お父さんが見えるたび、
お父さんイケメンすぎない!?と思ってしまいました。
二幕からはいとはんではなくおてつとして人生を歩むいとはん。
普通に考えて全然知らないお母さんを本気で大事にするって
心がどれだけ美しくたって難しい。本当に幸せになれてよかった。
みなさまは琥珀寒食べられましたか?私は雪組公演時代に食べたのですが、
優しいお出汁の効いた味わいでこれが琥珀寒かあ〜と思ったことを思い出します。今も同じ味なのかな?
そして和助が好きなお団子もメニューに出しませんか?団子が食べたいだけだろうって?そうです。
お父さんイケメンすぎない!?(ダメ押し)
人間らしく憎めない輝咲玲央さんの善次郎
この間まであんなにホテルを破綻させていたのに今回の番頭はんは打って変わって仕事の出来る人でした。
自身の過去の経験からどうしても松吉に辛く当たってしまうんですが、
またその理由と、周囲の暖かさと、滲み出る(この人も悪い人じゃないんだよな感)で全てが許せます。
勿論松吉がいい子だからそう見えるというのもあるんですけど、でも輝咲さんのお芝居すごくよかったです。
普段の松吉へのどうしようもない気持ちを抑えられない感じと、
しかし心の奥底で認めてやるかやらないかでずっと葛藤している感じ。それって松吉の仕事を結局誰より逐一細かく見ているから生じる葛藤だと思うんですよね。
そんな番頭はんがたま〜〜〜〜に漏らす松吉への感謝の言い方が可愛くて可愛くて。絶妙でした。
雪組の時に英真さんが演じていた番頭はんよりももうちょっと人間味がある感じ。
厳しさよりも人間味を感じました。好きだな〜。
誰よりも火事に対して色々思うところがあるからこそ、いとはんの話を聞いて真っ先に涙を流すし、
心から生きていてくれてよかったと言える……あのシーンのお芝居とってもよかったです。
抜群の包容力でもはや劇場全体を暖かく包んでくれる汝鳥さんの和助
さすがの包容力でしたよね…どれだけ井川屋が傾こうと汝鳥さんが大丈夫だと言えば大丈夫だと思いたくなる。
番頭はんこと善次郎があれだけ慕うのにもすごく説得力のあるお芝居で素敵でした。
松吉こと龍之輔の命の値段、銀二貫。良い買い物をしたと最終的に善次郎と言い合う姿、泣けましたね本当に。
義理堅く、商売に手を抜かず、しかし抜かりなく。みたいな情だけでは済まない世界を生きている人なので
丁稚としての松吉を見る目も勿論シビアだったと思うんですが、松吉が高槻の寒天場から帰ってくる時
杖投げ捨てて走ってくるところが可愛すぎて最高でした。走れるんかい。
この舞台の上演中にずっと感じる人々の暖かさ、情。それを人一倍感じさせてくれるお芝居で素晴らしかったです。
紅ゆずるさん!?
ということで観劇時紅ゆずるさんが客席に居られました。
キャップにadidasのジャージに格好良いジャケットでスタイリッシュでスポーティな感じだった気がします。
劇中のアドリブでもいじられており、最後のご挨拶の時に稀惺かずとさんの挨拶を聞いて
思わず「可愛い」と漏らしていたのが印象的でした。
必死に喋る稀惺さん可愛すぎたので、完全同意…!と思いながら聞いてました( ̄▽ ̄)
退団公演でもそうでしたし、息子を見ているような気持ちなのかもしれませんね。
現役時代から変わらずお肌ピッカピカで端正でした!!
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