美学の極地!月組グレートギャツビー

中止に中止が相次ぎましたが、何とか一回だけグレートギャツビーの観劇が叶いました。
いつ止まってしまうかわからない緊張感の中、
残りの公演を良いものにしようと言う月組さんの気迫がとても感じられる熱い公演で、
とても素晴らしかったです。

月城かなとさんのジェイギャツビーは男役の美学の塊のような存在

圧倒的な美貌で魅せてくださる月城かなとさんですが、
前回はロマンス劇場だったため、どちらかといえば可愛い側面が強かったですよね。
今回のギャツビーはとにかく格好良い男。
どの角度も、どの衣装の着こなしも非常に美しくて
月城かなとさんが舞台に居るだけで放たれるスター性は
圧巻そのもの!といった感じでした。

スポットライトが本当に似合う。めっちゃくちゃ格好良かったです。
すべての立ち居振る舞いにこだわりを感じました。

立っているだけで本当に華やかで絵になる方ですね〜改めて・・・( ̄▽ ̄)

海乃美月さんのデイジーの美しさと愛らしさ

海乃美月さんは個人的に可愛いと言うより
ちょっと知的で綺麗な大人の女性が似合うというイメージなのですが
5年前のデイジーの可愛らしさ、最高でした(๑>◡<๑)

女の子は馬鹿なほうが良いと歌う時の表情の時などに、
その洗練された知的な女性の部分がとても活かされていて、
説得力が抜群でした。迫真のシーンで劇場の緊張感と相待って素晴らしかった。
可愛い女の子でありながらもナンバーは格好良くて、
デイジーは魅力的な存在ですね( ̄▽ ̄)

ゴルフウェアなのに脚長すぎの鳳月杏さんのトム・ブキャナン

ザ・アメリカの貴族!といった堂々とした立ち居振る舞いで、
自分に自信があり、決して油断せず過信しないトムは
ギャツビーのライバルですが、決して悪人というわけではないですよね。

愛人作ってますが、まあ時代的にご愛敬なのかなって。
デイジーもギャツビーのこと好きですし。

この自信に満ち溢れた野心家を嫌味なく表現出来るのが
さ〜すが鳳月さんっっ!!て感じでした。

赤ちゃんを抱いて号泣されるシーンが結構象徴的ですよね。
父親だけれど子供のことなんかわからないさって感じ。

隣に引っ越してくる大活躍のニックキャラウェイ風間柚乃さん

なんならトムより目立ってたんではと思うほど大活躍でしたね。
良い感じの雰囲気になるプロゴルファーのジョーダンベイカー(彩みちるさん)とのナンバーが最高。
恋はゴルフボールみたいに打てない。

ギャツビーが唯一信頼できた友人であり、
ギャツビーのことを唯一最後まで見守った友人。

全てを知った上で観ると、
もうこの二人の出会いの時点でちょっと切なかったりするかも。

そうか、これからギャツビーとデイジーは再会するんだなって。
終わりのはじまりって感じです。

風間柚乃さんの心がまっすぐ動くお芝居ととってもマッチしていて、最高の配役だなと思いました!

圧倒的存在感の輝月ゆうまさん演じるマイヤー・ウルフシェイム。

ワルのボスですね。
見た目の威圧感が素晴らしかったです。
決して下品な感じではなく、高いスーツで綺麗な格好をしているのに
ちょっと逆らったら明日には海に沈められそうな雰囲気!
専科としての実力を爆発させる輝月さん、どこの組でも引く手数多でしょうね。

トップスターに95期が多いので、
同期同士でいろんな舞台をやっているのがまたテンションが上がる〜。
この間はトップハットでベイツをやっていたのになぁなんてちょっと懐かしかったり。
どの組でも観ると安心する、まゆぽん。

さてさて、まだまだ書きたい人がたくさん居るのですが、
かなり長くなりそうなので明日に分けたいと思います。

今は大劇場千秋楽中ですね。無事に舞台の幕が上がって本当に良かった。
東京ではどうにか完走出来ることを願って・・・。

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