トップスターが攫われるシチュ妄想選手権・後

春夏秋冬、推しもとい贔屓が、桜やらひまわり畑やら秋の月光やら
冬の初雪やらに消えていく妄想をしてただ一人でテンションを上げるだけの狂気の妄想記事。
はたして誰が最後までついて来られるのか。

前編はこちら。

ということで後編ですよ。
前回は桜吹雪とひまわり畑にトップスターを消していただきましたね(語弊)

淡い月光に照らされその影に融けてしまうトップスターは

ということで、ここでベタに月組に行くかと思いきや、
これは完全に彩風咲奈さんですね。穏やかでやわらかいのに、ちょっと影がある感じ。
そういうシチュエーションがお似合いになり散らかる。

珠城りょうさんの場合だと、どちらかと言えば
一緒に居る間もずっと暖かい手を繋いでいてくれそうじゃないですか?(妄言)

一方彩風さんは繋いだ手の指先が少し冷たそうじゃないですか?(妄言2)

とにかくですね、彩風さんが
月の光とその影とに消えてしまうシチュエーションを考えてきたので聞いてください。

まあそりゃなわけですよ。
なんか事情とかその辺は適当ですが
体が弱いか何かで普段は外出を禁止されていて、
幼なじみの女の子に、夜にこっそり会いにくるタイプの青年。
舞台は日本ですね、幼い頃一緒に遊んだ川のほとり、蛍が舞う季節。

「暗いから気をつけて」なんて誰より白い手を指し出して、引っ張って歩いてくれるんですよね。
たどり着いた川の上流で静かに虫の声を聞きながら他愛のない会話をして、
一番気になるこれからのお互いのことなんてそっちのけで、ただその時間を慈しみ、
最近読んだ本や面白かったことなんて日常会話を楽しむわけですね。

で、蛍の淡い光と雲間の月明かりに照らされた彩風さんの横顔が
息を呑むくらい美しく、静かで儚いわけですよ。
最高じゃないですかどうする?そんなことになったらどうする!?!?!?
どうもしないですか、わかります。

呼吸するような蛍の光の明滅と、また月が雲に隠れるそのタイミングが重なる瞬間。
微かな声で「さようなら」と言って彩風さんは消えてしまうと思うんですよね。

残るのはしずかな川の流れの音と虫の声、蛍の明滅と雲間の月。
事情は詳しくわからないけれど、
彼は遠くへ行ってしまうのだな
ということだけ悟る感じのエンドですよ。

こういう儚く互いの心情を吐露できない感じは日本ならではって感じで良いですよね。
そしてそれにしっくり来るあたりさすが雪組トップスターって感じしませんか…?たまらん。

初雪に連れ去られてしまうトップスターは

ということでここで堂々の珠城りょうさんですよね。
珠城りょうさんのイメージって、
実直、真面目、誠実、不器用(技術的な意味じゃなく生きかたの要領の良さ的な意味で)
みたいなイメージが勝手にあるんですが、
その分人間的な暖かさや懐の大きさみたいなものをすごく感じるんですよね。
困っていたら必ず手を差し伸べて、自分の考えた言葉でどうにかアドバイスをくれそうな感じっていうんでしょうか。

なので、降る時は絶対曇り空になる雪の日を選んでみました。
肌寒い気温でも心が暖かくなるような感じがしませんか!?珠城りょうさんを見ていると。
この人はそばに居てくれそうだなという安心感っていうんですか。
まあ今からその珠城さんが雪にさらわれるとかいう意味不明な妄想垂れ流すんですけどね。

住んでいた村から都会に出稼ぎに出てるタイプの所帯持ちですよね〜やっぱり。しかも山岳地帯ぽい。
好き旦那さんであり模範的お父さんと言いますか。本当に身を粉にして誠実に働くタイプですよ。
現実にそんな人ほとんどいないんですが、珠城さんだとアリになってしまう。素晴らしい。

長期の出稼ぎから自宅に帰ってきた冬の日。
どんよりと曇った空が重たい日でしたが、夜にはいよいよ初雪が降り始めました。

初雪は水分を多く含んだべた雪で、地面を凍らせ、重たい雪を積もらせていきます。
久しぶりの一家団欒で心の安らぎを得た珠城さんは、
「明日は早めに起きて雪かきから始めなくてはならないな」と感じながら床につくわけですよね。

で、誰よりも早い朝に起きて、あたりがまだ薄暗い中積もった雪をかいていると、
どうにもこうにも作業が進まないわけですよね。そして雪が降り続けているのに、積もる量も増えない。
どういうことだろうと思いながらも一生懸命雪かきをしていると、
くすくす笑う小さい女の子の声がするわけですよ。

雪ん子の仕業かと思い、手を止めてその子と話をするわけですね。
「どうしてこんなことをするんだい?」と。

そして話を聞いてみるとその子はもうずっと昔、
大雪が続き村が危機に襲われた時生贄として差し出された子だったわけですよ。
真冬の厳しい寒さの中、ろくな格好もさせてもらえず洞窟で死んでしまったと。
だからこの村が困ると私は嬉しいといってくすくす笑うわけですね。

そういう事情を聞いた珠城さんは、きっとこの子はこれからもずっと一人でこの村を呪い続け、
その果てにまた村の子供が誰か生贄にされてしまうかもしれないと思い至るわけですよ。

そこで、雪かきの手を止めて、うちの子になりなさいと言ってくれるわけですね。
決して裕福な家庭では無いけれども自分が身を粉にして働くこと、大切な家族の事、その女の子のこと。
話していくうち最初は嫌がっていた女の子も最後には頷くわけですね。

そして家族が増えましたと。女の子を暖かく迎え入れた珠城家はどんどん幸せになっていくわけですよ。
しかししばらくするとまた雪が止まらない日がやってくる。
今度は男の恐ろしい声がするわけですね。事情によるとこの村の神様だと言うわけです。

人の身で生贄に捧げた娘を奪ったということに怒ってると。
娘を返すわけにはいかない珠城さんは最終的に自己犠牲でその村の生贄の代わりの役割をこなすことで神の怒りを鎮めるわけですよ。

人々はやがて珠城さんのことを忘れてしまうわけですが、一家はたまに暖かい視線を感じると。
そういうオチですよ。

昔話かよ!!!!!!!!!

 前編はこちら。

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