トップスターが攫われるシチュ妄想選手権・前

いや人攫いの話じゃなくてですね、やはり私たちは
「春は桜に、夏はひまわりに、秋は月の光に、冬は新雪に」攫われる推しもとい御贔屓を想うじゃないですか。

攫われる前は切なそうなのか、笑顔いっぱいなのか、音も無いのかなどなど。
考えれば考えるほど良さが増していくわけですよ。っていうことを昨日からずっと考えてまして。
ていうか考えてるだけでももう米が進みそう、丼一杯どころの騒ぎじゃない

ということで今日は各組トップスター何に攫われるか選手権をやっていきたいと思います。
いや〜儚いトップスターって想像するともう素敵がバーストオールオブザワールド。
世界を包み込まん勢いの尊さマックスハート、トップスターしか勝たんですよね。

早速やっていきたいと思います。私も引くぐらい妄想を書き連ねるので、
皆さんも是非妄想しながらお楽しみください。

桜吹雪に攫われそうなトップスターは

いやこれはなかなか難しいですよね。
確かに「はいからさん」の春のイメージもあるし、
組カラー的にもと花組の柚香さんで行くのか、それとも他組か。
いろいろな意見があると思うんですけども、
1日考えた結果一番桜に攫われて消えそうだなと思うのは宙組の真風さんですね。
あっ、シチュエーションもしっかり考えたんで聞いてもらっていいですか?

えー、時間的には夜桜ですね、完全に夜。真風さんは夜に服用するものじゃないですか(??)
で、やはり桜となると和装ですよね。

和装の青年真風さんが夜風に当たりながら桜並木を歩いていると、
ある時から声が聞こえるようになるんですよ。

声の主の姿は見えないけれど、その声との些細で他愛もない会話、
ささやかな夜の時間を大切に過ごしていく真風さん。

そうして桜が散りかけたある日、風が強く吹いて
桜吹雪とともに真風さんを音もなく攫うんですよ。完全にそう。

しかも攫われる瞬間は横顔で、前髪で目が隠れた状態で
口元だけ笑ってるのが見える感じのカットで終わる。
最高。

桜の下には死体が眠っているとかよく言いますが、
そういう感じで桜に眠る誰かが真風さんを気に入って連れて行ってしまうんでしょうよ。
もう真風さん桜並木一人で歩かないで危ないから!!!
でも和装で歩いて下さい格好良いから!!!

懐が広いイメージがあるから、人だとか人じゃないとか桜とか、
そういうの関係無しに優しくしてしまうんですよ…。ワルい男だァ〜↑(ダニー風)

ひまわり畑の蜃気楼に攫われそうなトップスターは

これもまた良いですよね〜。空が高く晴れた暑い夏の日に、爽やかな空気と地面から上がる熱気と。
海が見える丘のひまわり畑で蜃気楼に消えてしまうトップスター。素晴らしいじゃないですか天才か?

これはかなり難しかったんですか、花組の柚香さんと、星組の礼さんを推しますね。
どっちも白いシャツ着てますね絶対。
ほら空の突き抜ける青、海の澄んだ青、ひまわりの黄色、トップスターの白シャツ。(洗濯洗剤のCMか?)

で、ここからは柚香さんの場合と礼さんの場合それぞれでシチュエーションを聞いてもらっていいですか?

柚香さんの場合

まずひまわり畑には女の子と来てますね。白シャツですよ。もちろん白シャツ。
完全に麦わら帽子と白いワンピースが似合うようなたおやかな、
でも病でふせりがちな彼女と来てるタイプの青年ですよね。

で、彼女と手を繋いで海が見えるひまわり畑の丘まで一緒に上がってくるわけですよ。
か弱い彼女が丘に上がってちょっと息を弾ませているのを見て、
一度手を離してひまわり畑の中まで走っていくんですよね。

どんどんひまわり畑に入って、こんなに背が高いよ!なんて
手を挙げながら言って彼女をちょっと笑わせようとして。

そうして海からの心地よい風がひまわりを揺らすんですよ。
夏の陽炎とひまわり畑の黄色と、海の青と空の青、楽しそうな彼の声。
体が弱い彼女にとっては大冒険で、全ての景色がキラキラしていて。
こんなに楽しいのいつぶりだろう、なんて目を凝らすと
気づけば彼は、首にかけてた麦わら帽子だけを残していなくなってるんですよね。

そうですよひまわりの精ですよね。もう絶対そうだよ。
彼女の病室に飾られた優しい黄色のひまわりが彼女を笑顔にしたくて仕方ないから
最高の景色を見せるために人の姿を借りて現れてるわけですよね。わかるわ、絶対そうだわ。

礼さんの場合

じいちゃんのひまわり畑の、ひまわりを育ててる青年ですね完全に。
白いシャツに軍手で、笑顔がひまわりよりも眩しいような。最高じゃないですか。

「じいちゃーーーん!!」っていつも遠くから満開の笑顔で手を振ってくれる。
昔は頑固一徹でカタブツだったじいちゃんも、
足腰がどうにもうまく行かなくなってきて、弱気になることが増えた。

孫の真琴君の両親は忙しい人で、ほとんど家に居ないもんだから、
真琴君は次第にじいちゃんの家に入り浸るようになるんですよね。
そしてコミュニケーションが増えて、じいちゃんのひまわり畑の世話を任される。
一人で過ごす事が多かった二人は不器用だけれどひまわりの花を通じて仲良くなっていくんですよ。

真琴君の笑顔はいつだってどんなひまわりよりも大輪に咲いていたけれど、
ぽつねんと呟くことがあったんですね。

「今がずっと続けば良いのに」

それはその夏で一番暑く、太陽が高い時間でした。
突き抜けるような空の青、潮の匂いと土の匂い。
目が眩むような太陽の光の中、真琴君はいつものひまわり畑の中でふと誰かに呼ばれて振り返ります。

「あなたを迎えにきたよ」

会ったことが無いはずなのに、待ち望んでいたような懐かしい雰囲気を纏ったその人に
真琴君は何を言えばよいか分からず、ただただ唾を呑むだけでした。
迎えにきたという人はそう言うと真琴君の手をとって、
ひまわり畑の奥の奥にそっと真琴君を攫ってしまったのでした…。

って怪談だよ、もう若干怖い話になってるよ。
別口のトート閣下みたいな奴がきた感じになってるよ。
でも誰より眩しい笑顔の青年にちょっと闇があるのはお決まりのパターンじゃないですか?
お決まりのパターンって何度食べても美味しいので、しがみつづけて生きてしまう気がします。

さいごに

いや本当はこの記事で全員分書きたかったんですけど、今の時点で3000文字ぐらい書いてしまったので、
これこのまま書くと論文みたいな長さになるぞ!?と思い前後編で区切ることにしました。
このノリとテンションに着いてきて下さる方がどれだけ居るのかわかりませんが、後編もよろしくお願いします!笑

 

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