星組のショーエスペラントの感想記事です。
そういえばエスペラントってどういう意味なんだろうと思って調べたところ、
人工言語のことなんですね!世界の人々が話す言語が統一されたら〜って
ある意味人類の夢だと思うんですけどすでに叶えようとしていた方がいたとは。
そしてエスペラントという単語自体の意味は「希望を抱く人」みたいな感じだそうで。
生田先生のパンフレットのインタビューには香りがするショーを、
といったようなことが書かれていました!と言うことで
前置きがちょっと長くなりましたがその辺りを踏まえた感想です。
お衣装裾の淡い色彩が美しいプロローグ
星組といえばパッションですが、白いお衣装の裾が淡くいろんな色にグラデーションされているプロローグは宝塚の王道スタイルといった雰囲気でとても素敵でした。
ふわっと広がる裾が美しくてうっとりします、ふわっとさせるために踊ってらっしゃるみなさんはキレキレです。
画家の暁千星さんか惑うバレエの場面
目立つ絵筆を持った暁さんがしばらく通し役で画家として登場します。
白いお衣装のグラデーションがカラフルだったのは白いキャンバスに画家が描く感じとかをイメージされてたのかな〜と思いました。
暁千星さんと対で存在する極美さんがとてもお綺麗でした。お芝居の邪空とはまた全然違った雰囲気ですね、当たり前かもしれませんが( ̄▽ ̄)
踊れるメンバーの方々を固めた場面で優雅ながらも素敵な場面だと感じました。
銀杏並木のニューヨーク
白を基調とした抽象的な場面の後は朝から満員電車に揺られたり日々を忙しく過ごす礼さんたち。
場面での相手役は小桜ほのかさんでした。
日々を忙しく過ごす人々の中でもタクシー運転手の美稀千種さんがいい味を出してらっしゃいましたね。さすが組長。
綺麗な景色に気づく礼さんと出会う小桜ほのかさんがいい感じになったと思ったら思い切り間に入っててなんだかコミカルな場面でした。
ここでも暁さんは通し役の画家として登場されてましたね。爽やかな感じで素敵でした。
水族館
ちょっと怪しい雰囲気もありつつ海の場面かなと思ったら水族館でした。
礼さんと暁さんのダンスが観られて嬉しい〜〜!!と思ったことだけすごい覚えてる。
青が美しい場面でした。そして私はMr.ブルーを全然聴いたことなかったのでアレですが
それでもどこか懐かしく手に馴染むような感覚があり。好きな方にはすごく嬉しい場面だろうなと思いました。
個人的に盆が回って組子のみなさんそれぞれの顔が見える演出大好きなのでそれが嬉しかったです٩( ‘ω’ )و
モンストロとコッペリウス!?
詩ちづるさんが前の場面でいらっしゃらなかったので多分ここで出てくるんだろうと思って観てたらまさかの鯨の体内に飲み込まれてびっくりしました。ピノキオのやつ…?
と思ったら中でコッペリウスこと暁千星さんが悩ましげな表情でメガネをクイ…と上げられており何が!?!?!となってしまいました。
工房ごと鯨に飲み込まれちゃったんでしょうか。元々この方々は人間なんでしょうか。
それとも鯨の体内に異様に材料が落ちてたんでしょうか、謎は深まるばかりです。
そしてクリタカで沙央さんもやってたな〜と思い出します。
あの場面の愛希さんの人形としての踊りの表現が素晴らしかったのが懐かしい!
一人の人形が人間の動きをして詩さんと逃げ出そうとします。礼さんでした!
最終的に礼さんだけが脱出したっぽいんですが、詩さんのその後が心配すぎる。
暁さんはメガネを定期的にクイ…とやりながら助けてくれるんでしょうか…?
青い星
こちらが書き下ろし楽曲の場面ですね。
ここから一気に退団公演らしくなっていった印象です。
退団される方々のピックアップもこのあたりだけだったような?そんなことなかったでしたっけ。
すみません白状すると暁さんのメガネに全てを奪われており
それの処理で結構いっぱいいっぱいでした。かっこよかった。
あとお芝居をめちゃくちゃ真剣に観ていたせいか
ショーのことを実はあんまり覚えてないのです。情けないお話なのですが情報量が多くて
場面ごとの印象的な部分を記憶しきれず…_:(´ཀ`」 ∠):
初舞台生ロケット
暁さんのメガネに心を奪われていた私もこの場面でタップダンスを披露する初舞台生に驚き、
だから練習しすぎで休演者が出てるのかな!?と妙に納得しました。
そしてまさかの礼真琴さんの登場。111期のおそらく主席の方と95 期の主席の方が手を取り合っている姿、眩しすぎて私はここが一番このショーで感動しました!
トップスターがロケットの場面にこんなにがっつり出てくることって珍しいのでは。
しかもタップダンスはかなりお久しぶりだったとのことで。ただでさえ忙しい中最後まで凄すぎます。
フィナーレ
男役さんの黒燕尾や娘役さんのドレス姿が観られてとても素敵でした。
雪組のショーでも星組のショーでも二連続でデュエダンが無いのでなんだか新鮮な気持ちです。
黒燕尾は短めでしたが、最後に観られて嬉しかったです、きっとファンへのサービスですね。
あと何より礼さんが大劇場の床に手をついて目を閉じ、右手をスッと握ると同時に曲が終わる瞬間が本当にドラマチックで美しかったです。
ショー全体の感想としては多分一回では把握しきれないタイプのショーだなという印象が強いです。
多分それぞれの場面の配置がわかった上で、場面と場面の間を繋ぐ演出について
解釈みたいなものが持てたら楽しいショーだと思います。私にそれは一回では難しかったけど…!
が、星組の礼さんのファンからしたら最後にいろんな姿の礼さんが観られるバラエティに富んだ良ショーだったのではないでしょうか!?
うう〜しかし個人的には舞空さんと踊る礼さんがすごく好きだったのでちょっと寂しいなと思いながら観劇していました。瀬央さんも不在ですし。
けれど最後の礼さんが手をスッと握った瞬間鳥肌が立つくらい感動したので…好きかも!どっちやねん!( ̄▽ ̄)
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