変化を遂げた!宝塚シティーハンター千秋楽感想

雪組東京宝塚劇場公演シティーハンターとFire Fever!の千秋楽配信を見ました。
私は大劇場でいつも観劇しているので、シティーハンター を観るのが2ヶ月ぶりくらい・・・?

久しぶりすぎてプロローグの曲だけで「わあ雪組だ〜〜!!!久しぶり〜〜〜!!!」
ってなって泣けました(笑)

冴羽獠としての存在感が大きくなった彩風咲奈さん

大劇場の時よりもやはりキャラクターとしての存在感や厚みが増されていて素敵でした。
冴羽獠らしい切り替え(コミカルなところと締めるところ)の振れ幅が大劇場より大きくなっていて
とっても格好良く見えました。

あとGet Wildはもちろん、特に「STILL LOVE HER」に込められた感情が
大劇場より強くなっているように感じまして、より冴羽獠としての感情があるように思えて
めっちゃくちゃ良かったです!!!!!
元々アニメのエンディングテーマなのに冴羽獠の心のように聞こえるのが不思議。
この辺は演出した斎藤先生の作品への愛とリスペクト、
そして冴羽獠として存在し続けた彩風さんが為した技だろうな〜と思います。

香と獠の相棒感が強くなったように思える千秋楽

朝月希和さんは本当に何でもこなせる安定した娘役さんというイメージなのですが、
オテンバ系というかガサツ系というか、な性格でありながら
ちゃんと女性の香を演じるのって難しかっただろうなぁと思います。

大劇場ではもっとコミカル面が強調された香だったように思うのですが、
東京の千秋楽では内に秘めた心や、ずっと背景にあるストーリーのようなものが感じさせられて、
役としての深みが増していることに感動しました。

もちろんコミカルな面でのキレもめっちゃ上がってまして。
もう100tハンマーの扱いが初日映像と全然違いましたね。
振り下ろす途中の速度とか絶対加速したと思います。(笑)
あと気がついたらハンマーもってる!って感じの扱いになってて上手いな〜〜!!って思ってみてました。

香が獠を助けにきたときの「俺たちは二人で、シティーハンターなんだよ!」って
セリフの説得力もマシマシで、ああ!新生雪組のトップコンビのお披露目、めでたいな〜!!って気持ちと、
ともに並んで歩いて戦う系というより、
背中を預けながら戦えるトップコンビって感じがすごくさききわにしっくり来て感無量でした。
さききわ、めっちゃ良くないですか?だいきほとはまた違った感じで。

私はだいきほの「歌唱力で一気に二人の世界を客席まで広げてくる感じ」というか
歌を通して世界を見せる感じが死ぬほど好きだったので、

これからの雪組にはそこまで興味なくなっちゃうのかな〜なんて思ったんですけど
さききわも全然応援させてください・・・ってなりました、改めて。
あとはやっぱりずっと雪育ちの彩風さんが真ん中だからか
「雪組!!!」って感じが強くて良いですねぇ。言葉にするの難しいんですけど。

存在感が増したミック・エンジェル、朝美絢さん

正直大劇場でシティーハンター観た時は、
ミックってミックである必要は別に無い役どころだな〜と思ったんですよね。
それは朝美さんがどうのって話じゃなくて、脚本上で。

本編から宝塚歌劇化にあたって変更点が一番多いキャラクターがミックだったと思うのですが、
やはりその分、他キャラクターよりも存在感がそこまで強くなくて。
他の謎のおちゃらけたアメリカ人みたいに見えてしまう部分が大きかったんですよ。
なので槇村兄の綾凰華さんや、海坊主の縣千さんの方がミックより出番が少ないのに
キャラの地盤がちゃんとある分圧倒的に存在感があって、観終わった後も
朝美さんのビジュアルはやっぱ最強だね〜〜!って話はしても
ミックというキャラについては何も話すことないな・・・って感じがしてまして。

いや、しかし!!!
東京の千秋楽のミックめちゃくちゃ良かった。と思ったんですよ。
何が良かったか具体的に説明しにくいんですけど、
大劇場の時よりキャラクターが物語にしっかり馴染んでいて、
おちゃらけて見える部分もミックなりの個性のようにちゃんと感じられました。
あと香に対しての恋愛感情も大劇場より説得力を感じました。ここが一番大きいかも。
私が慣れただけじゃない?って言われたらわかんないですが・・・
とりあえずミックが輝いて見えたのでビックリした。

脇を固めるキャラクターのバランスも良くなっているように見えた

大劇場ではとにかく突出して冴子さん(彩みちるさん)が最高って感じを覚えたんですけど
東京千秋楽では群衆のほかの人たちもより深みが増し、そのキャラとしての存在感が上がったように感じました。

しかし相変わらず冴子さんは最高でしたね。
織田(星加梨杏さん)とのコンビネーションも前より信頼度をもっと感じられるようになったし、
北尾(眞ノ宮るいさん)とのやりとりの息も前よりぴったりになっていたように思います。

今回本当この織田と冴子と北尾の影響でファン増えただろうな〜〜!!って思いません!?
あと槇村兄。めちゃくちゃ良かったこの4人。これからも応援します。

雪組の千秋楽挨拶はこれからも迷走しそうで楽しみ

FF!も大劇場よりまとまりとパワーが増し、画面越しでも熱いショーでした。
やっぱりダルマの綾凰華さんと、最後の大階段が出てくる場面での縣千さんのダンスが印象的で素敵でした〜。

そして最後の挨拶。退団者6名の方々は全員とても立派なご挨拶でしたね。
特に雪組を支え続けてきた沙月愛奈さんのご挨拶と、
そのお花渡しが蓮城まことさんだったことがめちゃくちゃ胸熱でした。
雪組で戦い続けた二人というイメージがあるので。

退団者の皆さまのこれからの人生が一ハッスル、二ハッスル、三ハッスルと咲いていきますように。

トップスター彩風さんのご挨拶は、望海さんよりも迷走系で意外でびっくりでした(笑)
しかしこんな時代に娘役さんのお尻にタッチしたりだとか、
ハッスルハッスル言ったりだとか、お客様にどう思われてしまうかなという心配があった。というコメントで
やっぱり演じている側も色々思うよなぁと思いました。
私は楽しかったですけどそうじゃない人もいるだろうな〜と思ってたので。

最終的にはこれで雪組が年内に公演するのは最後!なので
皆様がハッスルイヴ、ハッスルクリスマス
ハッスルニューイヤー
を迎えられますよう、私たちからパワーを送ります、
せーの!!炎〜〜〜〜!!!!!!!!!

ってもうすごい勢いで謎の炎が燃え盛るのでめちゃくちゃ笑いましたし元気でました。
彩風さんがこれからどんな迷?名挨拶をしてくださるのか、楽しみにしています。

まずはお披露目公演、お疲れ様でした(°▽°)来年まで雪組みられないの寂し〜〜!!!

ハッスルイヴって何!?!?!?(笑)

大劇場でのシティーハンター初見感想はこちら

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