SS席で大ハッスル!CITY HUNTER初見感想

月組千秋楽の当日、私は雪組のCITY HUNTERを観ておりました〜!
千秋楽の配信が見たい気持ちは山々だったのですが、なんと雪組SS席。
行くっきゃない!!もろうた時と力ぁ今使うでぇ〜〜!!!というノリで満喫してきました。

ショーFireFever!の感想はこちら

めっっちゃくちゃ楽しかった!!!!!!!席が良かったのも大きいと思いますが
元気いっぱいの雪組が浴びられて劇場でた時点で、最高だった〜〜〜!!!の気持ちでいっぱいになりました。

前評判の時点から、
「サイトー先生を感じる」「めちゃくちゃ」「わちゃわちゃ」という話は聞いていましたし、
CITY HUNTERといえばもっこりですから、色々心積りをして観てきました!(笑)

個人的には斎藤先生のシティーハンターへの愛も感じつつ、
各生徒の出番もいっぱいありめちゃくちゃ上手く宝塚ナイズされてると思いましたよ!!!

ただ、確かに各キャラクターがどんな背景を背負っているか知っている方がより楽しめること間違いなしなので
アニメの履修をおすすめします。でもアニメにはミック出てこないんだよな。

宝塚雪組版CITY HUNTERのあらすじ

あらすじの前に悪党の大きさが
海原神(夏美ようさん)>ジェネラル(真那春人さん)>劔会(久城あすさん率いる暴力団)
という前提と、一番ワルの位置に居る「夏美ようさんから朝美絢さんが彩風さんを殺すよう依頼を受けアメリカから来ている」前提が必要だ!(役名で言わんかい)

冴羽商事として居を構えつつ
CITYHUNTERとしての稼業を行う冴羽獠(彩風咲奈さん)と槇村香(朝月希和さん)、
そこへ美人女優の宇都宮乙(千風カレンさん)から
息子(彩海せらさん)の「シティーハンター」を助けてほしいという依頼が入る。

依頼達成のために偽シティーハンターを探し奔走する獠と香だったがその息子は
暴力団劔会(つるぎかい)が、海外テロ組織「ユニオンテオーペ」へのシノギとして用意していた薬物
「エンジェルダスト」を盗み追われていたのだった!!

そこへ警視庁の野上冴子(彩みちるさん)から、
アフリカのグジャマラ王国の王族を護衛してほしいという依頼も重なる。
依頼がいっぱいいっぱいで困る冴羽獠にいつものお色気で仕事を押し付ける冴子!
獠は渋々両方の依頼を受けることになる。

幼い頃の冴羽獠はアフリカのグジャマラ王国のクーデターに参加していて、
本当は王家を殺す側なのに助けたことから海原神(夏美ようさん)と仲違い。
その際助けられた姫(夢白あやさん)が冴羽獠に一目惚れしている!

ユニオンテオーペの偉い人、海原神(夏美ようさん)は、幼い頃の冴羽獠に戦闘をたたき込んだ育ての親だ!
(そして元々いい人だったが徐々に狂気に駆られ極端な考えを持つようになってしまったぞ!)

そしてその幹部であるジェネラル(真那春人さん)は
エンジェルダストについて嗅ぎ回る槇村香の兄、槇村秀幸を殺した、香にとっての敵だ!

エンジェルダストの一件に関わる冴羽獠はユニオンテオーペからも劔会からも、
ミックエンジェルからも命を狙われているぞ!!

どうする!?全部回収できるのか!!?!?!??!?!というのがあらすじです。
これだけ大体わかってれば大丈夫です。しかも全部回収します。

冴羽獠(彩風咲奈さん)のインナー、汗吸わなさそうなやつ!!

ポスター出たときからずっっと思ってたんですよね、普通に洗濯できないやつだ…って。
そしたらなんと着てるんですよ、舞台の冴羽獠こと彩風さん。あの革っぽいインナーを。

よくよく考えたらポスターの衣装着て出てくるのいつもどおりなんですけど、
CITYHUNTERはやたら「うわーーーー!!!ほんものだーーー!!!!」という気持ちでいっぱいになったので、
私自身内心ワクワクしていたんでしょうね(笑)

チャラい彩風さんといえばShall We Dance?のことを思い出すんですが、
当時の若気の至り感のチャラさから、
しっかり大人っぽい余裕と色気のあるチャラさに進化されていて、感動しちゃいましたね。シュッとしてて格好良い。

あとまさかGet wildを一人で歌うとは。というかGet wildずるい!!
イントロだけでめちゃくちゃテンション上がりますよ。
あの最初の三音聞こえただけで気持ち的には「Foooooo!!!!」ってなっちゃいますよね。

槇村香(朝月希和さん)は元気いっぱい

知ってましたけど槇村香も良かったですね〜。やんちゃで元気いっぱいで少年ぽい感じもありつつ。
もともと朝月さん自体垂れ目っぽくて色気があるのでちょっと色気もありつつ。

あと100tハンマーが似合う似合う。かわいい。表情がすっごい良かったな〜くるくるかわって。
天誅とか不埒者!とか場面ごとにハンマーに書いている内容が異なるのも漫画的で良かったですね。
あのついたて、何のためにあるのかな〜とか思ってたら普通にハンマーの置き場所で笑いました。

改めてシティーハンターで始まるさききわめちゃくちゃ良いじゃん…って思いましたね。
プレお披露目のヴェネチアの紋章でしっとりしたクラシカルな演目もこなしてからのこの演目。
いや〜ワクワクする。だいきほの雪組がめっちゃくちゃ好きだったけど、これからの雪組も変わらず応援していきます。

悲劇が少なくなりそうですしね!!(笑)

野上冴子(彩みちるさん)と槇村秀幸(綾鳳華さん)めちゃくちゃ良い

彩みちるさん、一瞬どこにいるのかわからないほどに今回声もビジュアルも作り込んでいて、びっくりでした。
最後に見たのがほんものの魔法使だったので可愛らしいイメージが勝手に刷り込まれてまして。
大人っぽさも可愛さも、なんでも出来てしまうのね、大好きってめちゃくちゃ思いました。
月組に異動してしまうのは寂しいけど、
お芝居が大好きなことがすごく伝わってくる彩さんが、月組で輝く姿も楽しみっ!!

本当にすごく良い役でしたね。コメディー的な要素も抑えつつ、話を進める役回りもしっかりこなししていて、
シリアスとコメディの切り替えの中間にいるようなキャラクターって難しいと思うんですけど、見事でした。

そして綾鳳華さん演じる槇村兄ですよ。
ビジュアルから原作準拠した感が出てる。野暮ったい雰囲気のくせに素顔が格好良い。
元々ショーでキラキラ輝く姿が好きでしたがfffのルドルフ大公あたりからお芝居も好きだな〜と思い始め、
今回の役はまたすごく良かったですね。サッチャナーイ。

あんだけコメディ色強い舞台の上に霊として存在していても、ギャグ扱いじゃないのが良かった。
香のことを見守り続ける兄としての優しい目線が素敵。
サエーバも槇村兄の前でだけはふざけないんですよね、その関係性が原作時点で好きだな〜と思っていたので
表現が変わった箇所があっても、関係性が宝塚でも受け継がれていてかなり良かったと感じた点です。

触れずにいられないファルコンこと海坊主こと伊集院隼人(縣千さん)

こちらもほんまほが最後に見た作品だったので、モプシーのイメージ強めだったんですけど、
めっちゃ屈強で大きく見えて素晴らしかった!!!!!!ジェンヌさんってめっちゃ華奢なのに
あれだけたくましく見えるって本当に動きとか色々研究されたんだろうなというのが。感じられまして。
良かったですね。宝塚らしさもチラ見せしていて。なんというか海坊主が一番懸念されていたと思うんですけど
結果的には海坊主が一番海坊主してましたよね!?!?!?

プレッシャーに打ち克つ底力が素晴らしかった。皿が割れるシーンは何回見てもシュールで良かったです。

顔がカッコ良すぎるミックエンジェル(朝美絢さん)

こちらも宝塚要素強めですね。悲しきモンスター化することもなく、
スマートでおちゃらけたアメリカ人で格好良いという美味しいところ目白押しのキャラクターでした。

ビジュアルは最強なんですが、宝塚的な二枚目要素が結構付加されていたのでなかなか難しそうに見えましたね。
他の原作準拠されたキャラクターはやっぱり魅力も厚みもある感じがしたので宝塚版ミックもここからどんどん魅力ましましになっていくんだろうな〜という感じでした。

いや本当、他のキャラが良い味を出しすぎていて、そしてミックが海原から依頼を受けるの一番序盤なんで
なんでこの人日本にいるんだっけ?って忘れちゃうんですよね。
ただの二枚目じゃ太刀打ち出来ないみたいなドタバタ感がある。

退団者への愛

いや斎藤先生退団者への愛が凄まじすぎるでしょ!!と思うくらい退団者全員に見せ場がありましたね。

まずは望月篤乃さんですが、豊(彩海せらさん)の親友であり、
最初にエンジェルダストを盗み出した南敦という役で見せ場があります。

グジャマラ王国の政権を握っていたエラン・ダヤンを演じる汐聖 風美さんは映像でも大写しになりますし、
星南 のぞみさんは海坊主の恋人であり奥さんになる美樹を演じ、
橘 幸さんと華蓮 エミリさんは変態教授とその助手として存在感があります。
そして新宿の母、ではなく婆の沙月愛奈さん。要所要所に出現しキャラクターたちを導く占い師。
「こんなんでましたけど〜」というウン年ぶりのワードを振りかざす強烈なキャラクター。

新生雪組のドタバタ感あふれる群像劇コメディの中で、そのドタバタにあふれる愛に良さを感じましたね。
ともあれその影響で物語がかなりゴチャゴチャしているのも確かです!
私は雪組が元々好きでスターさんの判別がつくし、ある程度原作を予習していったので
混乱せず見られましたが雪組をあまり知らないと余計大変かも!?!?

でも好き!!!オープニングも素晴らしくテンションが上がりますし、ラストも楽しく最高の気持ちになりました。
宝塚だからこそ出来た舞台だとしっかり感じられる仕上がりだったと思います!何目線の感想という感じですが(笑)

ショーの話はこちらの別記事で書いています。愛に溢れた演目で船出をした雪組に幸あれ!!


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