濃すぎる胸キュンSweet Little Rock’n’Roll感想①

バウ公演があたるなんていつぶりだろうという感じなのですが、
縣千さん初主演のSweet Little Rock’n’Rollを観劇してまいりました・:*+.\(( °ω° ))/.:+

マスクの下でずっと口角上がりっぱなしでした。(笑)
感想と書いていきたいと思います!!
今回はお話の内容を中心に。ネタバレどころじゃなく全部書いてるので注意してください。

Sweet Little Rock’n’Rollはこんなお話

物語は3組のカップルの恋路を中心に
周囲(主に真那春人さん演じるフレディ)が事態をややこしくするドタバタラブコメディ。
一幕ではロバートとメアリー、ビリーとシンディを中心に話が展開し。
二幕目ではロッキーとミリーを中心に話が展開していく。

イメージカラーとして
ビリーとシンディー(メインカップル)は赤色
ロバートとメアリーは青色
ロッキーとミリーは黄色なので
役名がふわっとしていても視覚的にペアがわかりやすくなっていました。

ビリー(縣千さん)とシンディー(夢白あやさん)の出会い

オクラホマからの転校生、ビリー(縣千さん)が転入したのはリールハイスクール。
早速出会った校長先生グッドマン(奏乃はるとさん)
ハイスクールライフをエンジョイするための助言、

「自分の中にはない意見を取り入れ、
自分の中に変化を起こせば小さい思い込みもなくなる(ニュアンス)」

を貰うも、真っ向から否定する。半信半疑なティーンエイジャー感満載のビリー。
転入したクラスで
自称高嶺の花(男子生徒からすると男の理想が高すぎる)シンディー(夢白あやさん)と出会う。
顔を合わせた瞬間から息ぴったりで罵詈雑言の応酬の二人。

そんなシンディーをなだめるのは勝ち気な女の子マーガレット(妃華ゆきのさん)
大人しい性格のメアリー(音彩唯さん)
メアリー可愛すぎる。ほんっっとにめちゃくちゃ可愛い。

ロバート(彩海せらさん)とメアリー(音彩唯さん)の恋

そしてメアリーを熱く見つめるちょっと内気な男の子ロバート(彩海せらさん)。

そしてそのロバートを熱く熱く見つめ続け、追い回している男がいた。
恋心を見抜いたバスケ部コーチ、
熱血でお節介焼きのフレディ(真那春人さん)だ。

何を隠そうフレディはリールハイスクールの生徒たちの恋路を応援し、
くっつけ、そして感謝されることが生きがいの男!
真那さんのこれでもかという暑苦しい動きで客席にも笑いが起きていました。
普段あんな爽やかなお顔なのに!

「よし!先生に任せなさい!」と意気込み、
メアリーとロバートをくっつける作戦を思いつく。

偶然を装ってメアリーとロバートを出会わせ、
仕込んだチンピラに絡まれるメアリーをロバートが守る。
想定外の出来事(チンピラが仕込みじゃなく本物でロバートが本気で殴られる)
はありつつも、メアリーとロバートはこの一件から付き合うことに。

フレディ(真那春人さん)の応援する新たな恋とは

しばらくして、フレディは新たな恋路を支援したい!と
ロバートと教師のマクリーン(愛すみれさん)に持ちかける。
ちなみに愛さんの出てくるところもよく笑いが起きていました。
この学校の先生、奏乃さん真那さん愛さんって強すぎますよねメンツが・・・。

フレディが新たに見つけたカップルは
罵詈雑言の応酬が止まらないビリーとシンディーだった。
あの二人は無理に決まってる!と誰もが思う組み合わせだったが、
フレディの作戦はこうだ。

ビリーにはシンディーがビリーに夢中だという噂を。
シンディーにはビリーがシンディーに首ったけだという噂を聞かせ、
お互いを意識させたあと二人になるシチュエーションを作り、くっつける。

作戦は大成功。最終的にフレディたちにはめられたことに気づきながらも
互いを思う気持ちは本物だから。という理由で二人はカップルに。

ロッキー(眞ノ宮るいさん)とミリー(華純沙那さん)の恋

リールハイスクールはダンスパーティーの季節。
ペアを決めてパーティーに参加し、
プロム的な感じでお似合いのカップルを決めちゃおうな催し。

ビリーとシンディー、ロバートとメアリーのカップルの他にももう1組のカップルが居た。
それはロッキー(眞ノ宮るいさん)ミリー(華純沙那さん)。
ロッキー、脚長超人スタイルでめちゃくちゃ格好良いです。

ぐいぐいジョー(天月翼さん)という男

二人はラブラブだったが、ミリーを遠くから熱く見つめる男がいた。
ぐいぐいジョー(天月翼さん)だ。

呆れ気味にジョーの話を聞くのはスタージョン(麻斗海伶さん)。
彼は格好良くニヒルで影がありそうで、全然無い男。
その塩梅がすごく良い。

ほんとに二幕で突然現れるぐいぐいジョー。濃すぎる。
エルヴィスプレスリーを愛する熱いロックンロール精神だが
ぐいぐいジョーの考えたミリーとロッキーの仲を引き裂く作戦はロックの精神どころか
割と卑劣なものだった。(シェイクスピアのから騒ぎどおりの作戦)

ミリーとロッキーを引き裂く作戦

というのも、ミリーの部屋にどうにか別の女のコを侵入させて、
夜中に別の男が家に訪ねてくるところをロッキーに見せつける!という作戦!

夜中に彼女の家に別の男が・・・なんてことになればロッキーの面目は丸潰れ。
ダンスパーティーのペアも解消、そして自分の入る隙も生まれる!ということで
スタージョンとその彼女マーガレットを巻き込み、ロッキーをミリーの家の前に誘い込む。

俺がふくろうの物真似を2回するから、そうしたら部屋を尋ねろよ!というジョー。

怪しい手紙が届いたロッキーはどうせまたフレディの策略だろうと踏み、
手紙を見せるも知らないと言われてしまう。まだ疑いが晴れないロッキーは
フレディと一緒にミリーの家の前に行ってみることに。

私がふくろうの物真似を2回するから、そこで落ち合おうと言うフレディ。

お調子者界隈ではふくろうの物真似が流行ってるみたいですね。

さて、見事策略が成功し、ロッキーはショックを受け一方的にミリーに別れを告げて去ってしまう。
その場に居合わせたシンディーやビリーは騒然。
何が起きたのかを調べることに。

マーガレット(妃華ゆきのさん)とスタージョン(麻斗海伶さん)

ビリーはマーガレットを問いただし、彼氏のスタージョンに言われた軽いお遊びだったと告白する。
スタージョンを探し出し、締め上げてぐいぐいジョーが黒幕であることを突き止めたビリー。

ミリーのことは勘違いだったとロッキーに知らせてやると
何かの薬をたくさん飲み、スクールの中で倒れたミリーがグッドマンに運ばれやってくる、
自分のせいでミリーが深く傷つきこんなことになってしまったと落ち込み、
ミリーのためならなんでもしてやりたいと叫ぶロッキー。

そうするとミリーが起き上がり、二人はまた幸せなカップルに戻った。

Sweet Little Roc’n’Rollの物語は大団円に

校長のグッドマン、シンディー、ビリーがミリーと組んだ策略だった。
こうして全てのカップルは幸せなパーティーを迎える。

ビリーは校長先生に伝える。
人から取り込んだ新しい考えで自分の価値観も変わっていく、それは本当だったと。

最後にもう1組、フレディとマクリーンもドタバタでカップルに。
ダンスパーティーは盛況。大団円で幕。

Sweet Little Rock’n’Rollのお話全体の感想

ということでお話はこんな感じ!
青春ラブコメに時代を問わないタイプのギャグが入っており、
飽きずに観ることができる内容でした。
何よりドタバタしているリールハイスクールの生徒たちが
可愛いこと可愛いこと・:*+.\(( °ω° ))/.:+

謎のチンピラが乱入してくるところとか、
ぐいぐいジョーに全然制裁が加えられないこととか、
特に回収のないままの部分もあるんですが、

最後のダンスパーティーにハンバーガーショップの店員さんをちゃんと誘うくだりがあってから
最後は全員でダンスするとか微妙に細かいところもあり、なんだか面白かったです。

また面白いのがシェイクスピアがモティーフなだけあって、
セリフの言い回しがちょっとカタくて。。
そこの回りくどさも絶妙で面白かったです。
中村暁先生といえば邪馬台国だったので良い意味で期待を裏切られました!

バウ公演だからよかった部分

バウホール公演は若手の方々が多い分、ハイスクール物は違和感なくすごく合いますね〜。
あともう「青春!!!!!!!」って感じの描写が多くて、
もう見てるこっちが常時顔から火が出そうというか、
小さなことで一喜一憂する姿が可愛くて可愛くて。。。

それがまた合うんですよねえぇえ〜〜縣さんに!!!
そして汗が輝く縣さん、フィナーレでの堂々とした姿は立派なスターさんで、
眩しく輝いて見えました、こんなに格好良いんだ!?と思うくらい。
どちらかといえば若くてはじけていて元気なスターさんというイメージでしたが、
今回は間違いなく格好良かったです。ダンスは特に圧倒されました。。

2番手として現れる彩海せらさんもすっごく格好良くてびっくりでした。
少年ぽい容姿で可愛いなと思っていたのですが、憎しみに燃える悪役も見てみたいです!

は〜〜マスクしててよかったと思うくらいニコニコ?ニヤニヤ?しました。

って、お話詳しく書いたらかなり長くなっちゃったので
役毎とか詳細な感想は次の記事に。

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