受け継がれる宙組魂に異議なし!大逆転裁判感想

10年ぶりの続編となる大逆転裁判を観劇してきました!
ゲーム原作ならではのコミカルな表現が魅力の楽しい舞台でした。
音楽も原作のアレンジが使われているため、普段の宝塚とは少し雰囲気が違うところも
「逆転裁判シリーズ」を観ているというワクワク感が素晴らしく、素敵でした〜〜!!

ずっと亜双義のこと考えてる成歩堂龍之介 瑠風輝さん

大逆転裁判の原作をプレイしてから観劇したのですが
目が泳いでいる演技素晴らしかったです!
あれだけ目をキョロキョロさせると普通に視界が大変なことになっちゃうし多分余計に目も乾くと思うくらいしっかりキョロキョロさせていらっしゃって、
法廷で焦る成歩堂君の再現度が素晴らしかったです。

蘭寿さんのフェニックスライトはより宝塚の男役要素が加わって、
ちょっと冷めた目線でツッコミを入れるのがなんとも言えず色気満載で良かったんですけど
瑠風さんは成歩堂龍之介らしいフレッシュさを前面に押し出したゲームそのままのキャラクターで
愛嬌があってまた新しい魅力がたくさん見られました。

ことあるごとに親友である亜双義君を思い出すんですが、
多分脳内の80〜90%くらいは常に亜双義のこと考えて生きてると思います。

個人的に普段はキョロキョロしたり焦ったりしてる成歩堂君が
停電の時にさっと寿沙都さんを庇うのが超格好良くてグッときました。
ご観劇の際はぜひご注目いただきたいポイントです・:*+.\(( °ω° ))/.:+

君の名前噛まずに言えるかな♪御琴羽寿沙都さんの山吹ひばりさん

ゲームから飛び出してきたかと思うくらいのそのままの感じで
こちらも再現度が素晴らしかったです。
御琴羽寿沙都と言えばやはり寿沙都投げですが、
成歩堂君が見る夢の中でしっかり寿沙都投げが再現されていて
ゲームをプレイした人にはわかる嬉しい要素でした!!

ハイローの時も思いましたが山吹さんは声がとても可愛いですね、
ゲーム原作のキャラクターを演じるのにぴったりだと思いました。

成歩堂君が何かを調べるたびに解説ちっくにコメントを言っていくのが、
原作の操作パートの再現にかなり近くてそこもワクワクしました。
今回のもっと本質を見ましょうコーナーは「軍手」と「手袋」でしたね( ̄▽ ̄)

こちらもゲームファンには嬉しいお約束の要素です。

モーションがそのままで感動する
アノシャーロックホームズの鷹翔千空さん

ゲームで喋るシャーロックホームズの騒がしさそのもので、
多分元々ゲームが好きで観劇しにきた方は
全員シャーロックホームズに惚れこんで帰ってしまうのではないか
と思うくらい本当に素晴らしい再現度でした。

お衣装も素晴らしくお似合いで脚の長さに衝撃を受けるスタイルの良さで。
困っているときは颯爽と現れて名推理を披露して帰っていく。
宝塚版のシャーロックホームズの推理場面は迷推理ではないのでキメるところをキメられる格好良いキャラとしてより完璧な感じになっていたように思います。
留置所で捕まっている時は確かにコミカルなんですが、全部わかって操っているんだろうな感がめちゃめちゃに漏れ出ているので余計格好良いです。

再!現!度!高!夏目漱石の凰海るのさん

効果音を欲しいがままに使い倒す夏目漱石の凰海るのさん。
登場の時点からあまりにもゲームと相違がなさすぎてこちらも完璧な再現度でしたね。
常に困っている表情でおどおどしているのに足元が下駄だからドタバタ感があるの素晴らしくないですか?
ゲームでは感じられなかった夏目漱石の足音を感じられるのが舞台ならではと思うんですが、
実際に夏目漱石が居たらこれだけ騒がしいんだというのがわかるというか
よりゲームの解像度が上がる、舞台の臨場感による相乗効果というか、下駄の音で一気に存在がリアルに感じられて感動しちゃいました。感動するところおかしいかもしれませんが。

最高キュートなアイリスワトソンの美星帆那さん

お衣装からお化粧から髪色から全てが素晴らしすぎて
アイリスが出てくるたびにずっと目で追ってしまうほど素晴らしかったです。
というか全員本当に再現度が高い舞台でしたね。
喋り方もアイリスってこうだろうなというのとすごくマッチしていたので本当に可愛くて可愛くて。
歩き方から決めポーズから全てが最高でした。心からアイリスのスチール写真が買いたいです。

やはりこのキャスティングはあのモーションのためだった!?
バンジークス検事の優希しおんさん

ゲームをプレイした上で宙組のことを多少知っている人なら、
優希しおんさんがバンジークスをやるイコール脚を思い切り上げてかかと落としで異議ありを言う場面がある。自明の理ですね。

今か今かと待ち続けていたらやっぱりかかと落としの異議ありがあって、最高でした。
ナウオンステージでもヴォルテックス卿の秋奈さんとバンジークスの優希さんはお互い身長がゲームのキャラクターよりも低いから存在感をどれだけ出すか…というお話をされていましたが

あの個性的なキャラだらけの中で存在感をあれだけ出せていたら100点満点ではないでしょうか。

一日中あれだけ眉間に皺を寄せているの大変そうですね。
普段の優希さんとかけ離れた表情をものすごくしっかり作られていて真摯に役を作られているのが伝わりとても良かったです。

待ち望まれていたことが心からつたわる舞台だった

ゲームのプロデューサーの巧舟さんと演出の鈴木先生が互いにめちゃめちゃ練りあって作ったのがわかる最高の舞台だったと思います。
パンフレットでも書かれていましたが、巧さんのおっしゃるとおり、一番宝塚向けだったと思います。
派手なモーションも迷推理もとい名推理の場面も、ゲームでは大げさに感じても宝塚ならなんと自然。
そしてファンの手拍子の揃い方と大きさが本当にすごくて、
小劇場の手拍子と思えないくらい力強い手拍子でもう〜〜ね。泣けました。

宝塚ファンとしても大逆転裁判のファンとしても大満足です。ありがとうございました_:(´ཀ`」 ∠):

よろしければポチっとお願いします。

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

error: Content is protected !!