真風・彩風・珠城・天華・愛月それぞれの死

わ〜〜〜タイトル敬称略ですみません!!!文字数が…。本当は全員にさんをつけたかった。
ロミジュリ終わってしばらく経って寂しいな〜ということで、
いろいろな死の比較でもやっていこうかなと思います。完全に個人比。
というか読み返すとただそれぞれの好きなところいっぱい書いてるだけな気がします。

ちなみに私が観たことあるのは2013星(紅さんティボ)、2021星で、
映像で見たのが初演星、月(まさおさんロミオ)と雪(けいみみ主演)って感じです!!
2013年の真風さんのティボルトの時は観られてないので、麻央さんの死だけ触れられてないんですよね…。みたい。

初演星と2013再演星組ロミジュリの死(真風涼帆さん)

死っていろいろなタイプがあると思うんですが、真風さんの死はなんか懐が広そうな感じというか、
受け入れ態勢ありますよいつでも死ににおいでよ的な感じがしてまして。
人でも犬でも猫でも何でもとりあえず来いよみたいな。

あとロミオへのまとわりつきかたとかも、ちょっと寄り添う感があるように思うんですよね、
ロミオの表情をちゃんと見てる感じがする。しかも笑いかけるみたいに。
でも寄り添われた時にこっちの体温根こそぎ取られるから安心感があるわけでもない。
また柚希さんのロミオの生命力って半端なかったじゃないですか。
快活な若者で、これから本当に俺たちはなんだって出来る!!って、もう世界の王が一番マジというか。
根拠もなく心から信じて実現までしそうなパワフルさがある。
それをひっくるめて根こそぎ死に追いやるパワーが真風さんの死にはちゃんとある感じが良かったな〜。
身長が高くて存在感があるから余計に。真風さんの死はそんなイメージがある。
死は包み込むものという感じがします。

2011年雪組ロミジュリの死(彩風咲奈さん)

雪組の彩風さんの死といえばフェイスペイントですよね。
このあいだ望海さんがエリザ25周年ガラコンのスペシャルバージョンでトート閣下やられてた時に、
フェイスペイントをされていて、彩風さんの死のことをちょっと思い出しました。

多分お二人のフェイスペイントって何も関係ないんですけど、雪組の繋がりを感じたりとか。
というか風斗ートに仕えてる彩風さんの死とかめちゃくちゃかっこよくない!?とか
一人でテンション上がってました。私だけですか?

さておき、彩風さんの死はスタイル抜群で、存在感がドンッとあるというよりかは、
音もなく現れて魅了して相手を死に追いやるみたいな感じがしませんでしたか?
まだ学年が若くて可愛らしかったこともあるかもしれないのですが、
ちょっと困り顔な感じとか、こっちが魅了されそうな雰囲気を感じるんですよね。
また彩風さんが追いやるのは音月さんのロミオなわけですよ。
私は2021年の星ロミジュリ見るまでは雪組のロミオがロミオらしさを個人的に感じて一番好きでした。
雪組の音月さんのロミオからは、純朴な青年感(しかしヴェローナ中の女は落とす)をたくさん感じられて、
そういうところに魅力を感じていたんですけども。
その相手を落とすにふさわしい死というか。気がついたら手中に収められてそうな彩風さんの死が
またどこより雪組のロミオに相応しくて好きなんですよねえ。
死は魅了するものという感じがします。

2012年月組ロミジュリの死(珠城りょうさん)

珠城さんの死って誰よりも感情がなさそうな感じが大好きなんですよね。
私が思ってるだけでしょうか。
人間というものをすごく高いところから俯瞰して見ていて、
こういう生き物なんだな〜みたいな捉え方をしているというか。
死というものの役割を自分で咀嚼していて、その死という役割すら、
すべて自然のなかの一部みたいな表現というか。

何言ってるんだ?と思われるかもしれませんが、オスカルでいうところの
「私も大きな歴史の流れの一部にしか過ぎない」みたいな感覚を死が持ってる感じがするんですよね。
これはエリザベートのトートをやられている時も結構感じたので、
珠城さん自体が死やトートをそういう捉え方してるのかな〜と勝手に思ってました。

よく珠城さんがやると生命力があると感じ、そう仰る方も居るんですが、
死も確かに死としての存在があり、
それはそれで人間とは違った生命なんじゃないかな?と感じさせる雰囲気が好きです。
死が存在している舞台の上で、その生命を感じられるのは当たり前で
表現としてある意味正しいのでは?と思ったり。

そして月組のロミオは龍真咲さんと明日海りおさんで、
どちらも結構キラキラした少年ぽいロミオだったと思うのですが、
そこに無感情に死に誘う機械的な雰囲気の珠城さんがたまらん…。
私たちにアリの個体差の区別がつかないように、珠城さんの死からすればロミオもティボルトも
ただ同じ人間という枠に見えていそうな感じが。最高に好きですね。
そう、人間の生に全然興味がなさそうなところが良いんですよね。私が勝手に思ってるだけなのですが。
死は追いやるものという感じがします。

2021年星組ロミジュリAパターンの死(天華えまさん)

人間に一番興味がある感じがする死だなと思いました。
人間にというか、ヴェローナの人たちのそれぞれの人生を散々眺めてから、
死ぬ間際の表情を見て恍惚とした顔をするみたいな。
死というただその概念じゃなく、ちょっと死神とか、悪魔っぽい雰囲気がありました。
正塚先生ならぴーすけ死だけでスピンオフ書くんじゃない?みたいな感じの。

ま〜たあの、したり顔で笑う顔がめちゃくちゃワルくて最高なんですよね。
なんかもうめちゃくちゃ美味しそうに魂食べる感じがする。というか食べてましたよね。

そしてロミオがまた素晴らしいんですよね。私は礼さんのロミオが一番好きになっちゃいましたよ今回で。
完全に「僕は怖い」のナンバーがただ感じている恐怖以上になったのが
死のせいなんだっていうのがわかるような雰囲気がしませんでしたか!?

そこでも弄び煽るような表情をする死がたまに目を見開いて笑う顔、
おいおいこの死完全に地獄出身だよ…ってなりました。最高です。

あとは役がわりがマーキューシオで、その姿もBパターンで観ていただけあって、
マーキューシオが魂を死に転用されたみたいな雰囲気も感じられて良かったです。
本当あの死はマーキューシオの魂ちょっと入ってるんじゃないかな。と。何それ最高じゃんって。

死は弄ぶもの。完全にそういう感じがしました。良かった〜。

2021年星組ロミジュリBパターンの死(愛月ひかるさん)

いやもうラスボスじゃんみたいなね。完全に死そのもので、
それ以上でも以下でもない存在としての存在感が素晴らしかったです。

本当に気がついたらどこかからぬるりと沸いて出てくるんじゃないか、
憎しみを持ったヴェローナの市民の影からゆらりと現れるんじゃないかという恐怖感がすごかった。


なかなかここまで上の番手の方はやらない役じゃないですか、
役がわりでティボルトもされていたのですが、
なんというかそこで実力をもうドカンと見せつけられたみたいな感じがしましたね。

Bパターンの時は本当に死ばっかり見ちゃいましたよ。私が愛月さん好きなのもあるんですが。

そして魂をこう人から出して自分に取り込む瞬間だけちょっと満ち足りた表情するんですが、
飲んだ直後にものすごいどうでも良さそうな顔するところ
とか、
何!?!?!?目が離せませんけど!?になりました。

ロングヘアの長さも歴代で一番長かったんじゃないかな?ってくらい長かった気がするんですが(気のせいかも)
それがゆらりと揺れるたび、舞台の上で死の存在もゆらぐような動きで。

礼さんのロミオマジで超逃げて!!!ヤバいのが!!!
めっちゃヤバいのが後ろから来てる!!!!!

って日曜のデパートでヒーローショー見てる気持ちになりましたもんね。
心でこんなにロミオを応援することになるとは思わなかった(笑)

死に引きずり込むものという感じがしました。

ということで自分が観たないしはスカステとか
DVDで見たロミジュリの死についていろいろ書いたんですが、
いやロミジュリの死だけで書けることがありすぎるだろと。

ロミオもね〜〜〜それぞれ良いですよね〜〜〜
いやジュリエットも良いんだよな〜〜しかもここに新人公演もあるじゃないですか。
見てるだけで1日終わるよね。

エリザベートとロミジュリとスカピンに関してはもうどのいつが好きかって話題だけで
ヅカオタは夜を明かせる気がしますね、気がついたら鳥が鳴いてて、
ああ、あれはナイチンゲールって言ってみたい(絶望感すごそう)

みなさんはどの死が好きでしたか?私はロミオは礼さんが一番好きですが、
死については決められそうにありません(笑)

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