「殉情」宝塚版あらすじとネタバレ

殉情の初日おめでとうございます!
ということであらすじとかネタバレを今日は書いてみようかなと思います。

これまでの殉情は墓地でデートしてたカップルが墓を見つけるところから話が始まりますが、
今回のマモル君はユーチューバーに変更。現代っぽい変更ってこれのことか( ̄▽ ̄)

そしてマモル君のゼミの教授、石橋教授が春琴と佐助の話をしてくれる。
ということで狂言回しの人たちが現代人っぽくちょっと変わったみたいですね。

殉情のあらすじ

薬問屋の丁稚奉公に13歳から出された佐助は
薬問屋の目が見えない娘、お琴の手引きを付きっきりで行い育ってきた。
やがて綺麗に成長したお琴は才能を認められ「春琴」という称号を得る。

佐助は幼い頃から春琴を慕い続けて育ってきた。
やがてその憧れから自身も三味線の稽古を始めた佐助は
春琴から直接の指導を受けるようになっていく。
佐助への指導に執心する春琴を見た両親は佐助を春琴の付きっきりの世話係に充てる。

しかし佐助が春琴のことを本当に好きであるか確かめるために
春琴の指導は度を越した厳しさの様相を呈し始める。
佐助の春琴への愛は変わることなく、どんな理不尽にも耐え抜いていた。

佐助は心の底から春琴を思い慕っている。

やがて周囲が佐助と春琴の関係性について噂をしはじめたころ、
佐助の両親が家業を継ぐよう佐助に告げるも、春琴のことを思い慕う佐助は戻ることはなかった。

やがて春琴は子を授かるが、佐助と春琴は全く父親について口を割ろうとしなかった。
春琴からすれば奉公人との間に子をもうけたなどという事実を公にするわけにいかなかったのである。

そして誰にも見られることなく子を産んだ春琴はある決断を下す。
思い慕い合う二人の迎える結末とは。

殉情ネタバレ

ここからはネタバレになるので読みたい方だけ読んでください。
色グレーにしておくのでネタバレNGの方は飛ばしてもらえればと思います。

生まれた子供をすぐに里子に出すと告げる春琴。絶望観を感じる佐助ではあったが、
心のどこかで子供を里子に出しても結局春琴と一緒に居たいだけの自分にも気がつく。

そして時は流れ、とある夜に春琴が何者かに襲われて顔に大火傷を負う。

以前春琴に一目惚れし、不埒をはたらこうとして春琴に無碍に断られた遊び人の利太郎であった。
この顔だけは佐助に見られたく無いと心から嘆願する春琴を前に、
佐助は自身の目を潰してしまう。これでもう見えはしないと。

二人は共に暗闇の中で二人で生きていくことを決めるのであった。

殉情の良いところ

なんといっても佐助の究極の自己犠牲の愛と、春琴の鋭く苛烈な愛の応酬ですよね。
舞台やお芝居じゃないと到底受け入れがたいような愛というか・・・。
また丁稚の佐助の「へぇ」が優しさに溢れてるんですよね。

どこまでも包み込む佐助の愛に涙が止まらない演目なので、
ご観劇される際はタオルハンカチ必須だと思います。
あとは利太郎への憎しみも止まらないですよね( ̄▽ ̄)
でもいい味出してるんだ・・・利太郎が。私が観た時はすっしーさんが利太郎で
すっしーさん何してくれてんだ!!!!と心から思いました(笑)
それだけあの軽薄さが良い味だったということですね。

残念ながら今回の殉情はチケットが取れず、
また配信も日程的に見られないのですが・・・
スカステの放送を楽しみに待ちたいと思います。

トップハットで一気に度胸をつけた帆純さん、着実に歩み続ける一之瀬さん。
それぞれ佐助に超あっているジェンヌさんだと思います。

いいな〜〜〜!!観たかったな〜〜!!!観られる方が羨ましいっ!

誠実で優しくて、でも芯が強い。
狂った愛に身を落としても汚れない感じが美しいお二人の主演。
最後まで無事に幕が開きますように。

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