ニール・サイモン×宝塚といえば、
轟悠さん主演で上演された「第二章」や「おかしな二人」を思い出しますが、
今回は宙組の芹香斗亜さんの主演で「プロミセス・プロミセス」を上演することが発表されました。
元々1960年代の映画「アパートの鍵貸します」が原作のミュージカルということで、
ミュージカルの方は見られませんでしたが、原作映画の内容を観てみました。
コメディ全振りなわけではなく、結構風刺が聞いている場面やシリアスなシーンもあり、
宝塚となかなか相性が良さそうだという印象です。
以下、あらすじです。
プロミセス・プロミセスのあらすじ
大きな保険会社につとめているしがない会社員チャック(主人公)は、
数人の上司(映画では6名、舞台では4名)の愛人との秘密の逢瀬のために自宅アパートの鍵を貸し、
自身の出世をもくろんでいます。
もくろんでるって言ってもガツガツした人間じゃなく
割と一生懸命めな青年なのがこのお話の良いところ。
ある日、昇進の約束と引き換えにジェルドレーク部長に部屋を貸すチャック。
映画では舞台のチケットを手に入れたチャックが
意中の女性であるフラン(ヒロイン)を舞台に誘います。(舞台では役員食堂の女の子、映画ではエレベーターガール)
フランから先に別の人と会う予定があると告げられたチャックは
劇場ロビーで待ち合わせするものの、結局約束をすっぽかされてしまいます。
一方のフランはチャックの部屋にいました。
このフランこそ、チャックが部屋を貸したジェルドレーク部長の愛人。
フランはジェルドレークと不倫しているのですが、
愛人ではなく恋人として扱ってほしい気持ちを抱えています。
ジェルドレークに部屋を貸した後、忘れ物を見つけるチャック。
それは割れたコンパクトミラーでした。
後々そのミラーがフランのものだと気付き落ち込むチャック。
そんな中クリスマスイブに部屋を貸してほしいとジェルドレークに頼まれます。
部屋を貸し、ヤケになったチャックはバーでマージという女性に出会います。
かなりコメディタッチな役どころのマージに誘惑され
(しかしマージが独特な人なためうまくいかず)家に帰ります。
ジェルドレークは妻と離婚するから待ってくれとフランに伝えていますが、なかなか話が進みません。
クリスマスイブの夜、ジェルドレークとうまく行かないフランは
自分の行動や恋など様々なことに思い悩んで自殺未遂をします。
家についたチャックは自殺未遂を行ったフランを見つけ、
隣人の医師に助けを求めて必死に介抱し、フランは一命を取り留めます。
さてここからジェルドレークとフラン、チャックの3人の関係はどうなってしまうのか…
というお話ですね。
人に部屋を貸していると知らない分、
一人では到底呑みきれない量のワインボトルを見て衝撃を受ける隣人の医師とのやりとりや、
複数人の上司との家のレンタルの連絡を取り付けるチャック、
ラケットでパスタを茹でる絶妙な侘しさなどなど、
内容の重さとは裏腹のコミカルさがまた絶妙に魅力を放つお話です。
映画を観た分には、不倫を扱うのでその辺の生々しさで人によって評価が分かれてる印象でしたが、
宝塚なら非現実感が合わさって、かなり良い感じに仕上がる気がしてめちゃくちゃ楽しみ!
実際不倫もの多いですしね!?
日本で上演されたプロミセス・プロミセス
2012年にフラン役大和悠河さん、マージ役樹里咲穂さんで上演されていたようです。
主人公チャックは中川晃教さんと藤岡正明さんのダブルキャスト、
上司ジェルドレーク役を岡田浩暉さん。
樹里さんのマージってめちゃくちゃ振り切ってそうで観てみたかったな…。
プロミセス・プロミセスの主な役どころ
- 主人公のチャック
- ヒロインのフラン
- ジェルドレーク部長(この芝居では悪役ポジ)
- マージ(コミカル女性ポジ)
- 隣人の医師(コミカルポジ)
って感じですね。あとは他に部屋を借りる上司、近隣住民とかかな。配役が楽しみです。
特にジェルドレーク部長はワルの要素と出来る上司の感じで演じられれば人気が出そう。
あと宝塚版で増える要素とかもありそうですし、
海外ミュージカル×演出原田先生の時点で円盤は絶望的なのかな〜という気がするので、
生観劇のチケット争奪戦に身を投じるしかなさそうですね…!!!
フォーエバーガーシュインは野口先生でしたが、あちらも映像残りませんでしたし
映像に残らない主演作品連発しないであげてという気持ちが…。
特に円盤に残らないコメディー作品は観られなかった時の情緒がやばいので勘弁してくれ…!!!!!
20世紀号のこと私は忘れんぞ…!!!
と思いつつ、コメディー×芹香さん主演ということでワクワクが止まりません。
チケット取れますように!!!!!!
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