知ると桜嵐記がもっと面白くなる花一揆トーク

タカニュで花一揆トークが行われている延長で、足利尊氏ってどんな人なんだろう?
という疑問が沸き、午前中ずっと足利尊氏のあらゆる記録を見てました。

桜嵐記では足利尊氏について深く触れることがないし、
お恥ずかしいことに歴史の授業でも室町幕府開いた人くらいの認識がなかったものですから…

Stage side watch 花一揆トーク

参加していたのは蘭世 惠翔(らんぜけいと)さんと菜々野 ありさんと羽音 みかさん
それぞれお名前があり、藤色を来ているから藤野紫(ふじのむらさき)、
桜色だから桜田雅(さくらだみやび)などなど、
※ちょっと名前うろぼおえなので間違えてるかもしれません。

お茶会などでしか明かされなかったであろう情報の供給ありがたいッと思って見てました。
そうですよね、それぞれの役の人生があり名前があり、性格があるんですよね当然だけど。

みなさん高師直には睨みをきかせているってエピソードがなかなか面白かったです。
特に囲われてる女の人もやってる蘭世さんは思いもひとしおだとか。
あんな綺麗な顔で「余計なこと言うなよ…」とか思ってるのか。

また、楠木三兄弟を尊氏がスカウトしにいく酔狂な場面では
月城さん演じる正儀がめちゃくちゃ殺気立っていて、
ちょっと身動き取っただけでもその気配を鋭く察知されるとのこと。
何その素敵なエピソードーーー!!!!これから観られる方は是非注目してみては!?

ああ〜こういうお話も、本来お茶会があれば
それぞれの役作りとか色々お伺いできましたよねえ。寂しい。

花一揆ってそもそも何?

花一揆っていうのは史実ではイケメン美少年武将が率いた6000人くらいの若い軍勢だったそうで。
一揆って聞くと星逢の民としてはどえらいもめ事みたいに思うんですが、
そもそも一揆って単語自体は団結して何かをするって意味合いらしいです。争いじゃないんだ。

花一揆は6000名ほど居たそうですが、
その6000人が美少年ってわけじゃなく、
いろんな家の3男や4男など家督を継がない若い子をあつめた10代が大半の軍勢だったようですね。

それを率いていたのが饗庭 氏直(あえば うじなお)という容貌当代無双の児とも謳われた超イケメン。
月組公演では蘭世 惠翔さん結愛 かれんさんということですね!
※コメントにてご指摘いただき修正しました!ありがとうございます。大変失礼いたしましたm(_ _)m

あの禁欲主義みたいな涼しい顔した風間柚乃さんの足利尊氏では想像し難いですが、
周囲にイケメンを囲うってなかなか女性の脂より濃い何かを感じざるを得ません(笑)

しかも花一揆の兜はピンク色で梅の花を差していたとか!?戦だけどそんなノリで大丈夫!?!?!?
と思うんですけど、裏を返せばそんな集団を戦に連れていくほど戦況的余裕があったってことですよね。

※その花一揆が一堂自陣に逆戻りしたため投下した戦では身動きが取れなくなったようですが…

足利尊氏おもしろエピソード

調べていくうちわかったんですが、
足利尊氏さんは田楽という田畑の豊穣を祝い祈る舞いというか舞台というかの大ファンだったとか。
能で大成した観阿弥さんも元々は田楽を披露する一座の人だったそうです。
能でと聞くと静と動で言えば圧倒的に静なイメージがあるんで田楽もそんな感じなのかなと思ったんですが、
時代とともに変遷しており、尊氏さんがハマっていた当時は意外と激しい感じだったとか。

あ、あの風間柚乃さんの禁欲的な雰囲気の尊氏が!?とか思うんですが、
今で言う野外フェスみたいなものを企画し
橋作りの資金を調達しようとしたお坊さんの田楽フェスを盛り上げるため、
観覧席を設けて鑑賞していたところ想像以上の盛り上がりを見せ、
その観覧席450mほどが総崩れとなり死者すら出るほどの阿鼻叫喚のさまになった事件もあったとか。

いやどこで開催してんだ断崖絶壁か!?

とか思うんですが、さすが武将だけあってなかなか破天荒な一面もあったのか…とちょっと楽しくなりました。

まあ当時それだけ人が熱狂的な渦に飲み込まれるってことは
それだけ不安定な時代だったということだと思うのですが…。

これから桜嵐記観劇される方は風間柚乃さんの神妙な面持ちを見ながら、
野外田楽フェスのことも並列して思い出して見てください。(桜嵐記の時期とは被ってないエピソードなので思い出さなくて良い)

普通の桜嵐記の感想はこちら


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