今更なんですがブラックジャックの再演!!しかも月組で!!
前回雪組公演のブラックジャック「許されざる者への挽歌」は、
異なるストーリーでの一本ものでしたが
今回の危険な賭けは約30年ぶりの再演。
この公演自体が元々宝塚歌劇80周年を祝うもので、手塚治虫作品とのコラボであり、
ショーも火の鳥・・・とアニバーサリー感満載だったので
再演にはびっくりですね・:*+.\(( °ω° ))/.:+
ブラックジャック「危険な賭け」のあらすじ
許されざる者への挽歌は度々録画を見返しているんですけど、
危険な賭けは1 回くらいしか録画見てなくて・・・
どんな話だったかな〜というのを振り返りがてら書いていきたいと思います。
クーデターとブラックジャック
緊迫した状況の南米の国家、軍事クーデターが成立するかどうかの瀬戸際。
女王が襲撃されてしまい、今まさに反乱軍が蜂起、
記者会見にて将軍がクーデターの勝利宣言を行おうとしたところに
負傷していたはずの女王が登場し、将軍の逮捕を命じます。
女王の手術を担当し命を助けた医者こそがブラックジャック。
大金と引き換えに奇跡的な手腕で外科手術を行う医者。
今回英国情報部に多額の手術代を積まれたブラックジャックが女王の命を助けたのでした。
これにてクーデターが防がれるところから物語が始まります。
ロンドンのとあるパブにて
舞台はロンドンのとあるパブに移ります。集まった男たちは
遠い南米の国のクーデターの成否に対し賭けをしていました。
元締めである元英国情報部員であるケイン(2番手枠)は
秘密裏に仕入れた情報で成功を確信し、
配当を多くもらおうと画策していました。
この賭けは失敗の方の配当を低く、成功を高く設定してあったのです。
しかし予想出来ないブラックジャックの登場により結果は失敗。
多額の支払いを精算できないケインは国外に逃亡しようとします。
一方ケインから情報を仕入れ、反乱軍に武器を流していた武器商人サザランドは
クーデターの失敗により資金回収の目処がたたなくなり、
その穴埋めをケインにさせようと空港でケインを捕まえます。
サザランドからなんとか逃げようとしたケインは発作に倒れてしまいます。
偶然居合わせた南米帰りのブラックジャックがケインに応急処置を行い、病院に送ります。
英国情報部で出会う女性
ブラックジャックは英国情報部に対し女王の手術代金を請求します。
その金を持ってきたアイリス中尉(トップ娘役)が元カノに激似だったブラックジャックは非常に驚き、
逃げるように立ち去ろうとしますが
アイリス中尉に引き止められてとある手術をしてほしいと懇願されます。
彼女はブラックジャックが空港で助けたケインの恋人だったのです。
ケインは昔、アイリス中尉を庇った際頭の神経の近くに銃弾を受けてしまい、
摘出できないまま生活をしているせいで、激しい運動で発作が起き倒れてしまう体質でした。
性格もすっかり自暴自棄的に変わってしまったケインをアイリス中尉はずっと心配していました。
本人が望まないまま危険な手術をしようとする賭けと、
ケインが国外逃亡しようとするに至った違法な賭けが
この物語の根幹にあることがここからわかります。
色々危なすぎる男ケイン
さて、銃弾が頭に埋まっているケインですが、
病院に送られた際にこっそり抜けだしたところを結局サザランドにつかまってしまいます。
ケインを救い出そうとアイリス中尉がケインを監禁している倉庫に乗り込みますが
その際に銃で撃たれ重傷を負ってしまいます。
ブラックジャックが倉庫に踏み込み、アイリス中尉の手術を行い彼女を助けるのですが、
深刻な状態が人にどれほど心配をかけるのかわかったケインは、
自分の手術も受けることを決めます。
そうして最終的に全員が助かり、
ブラックジャックが日本に帰っていくところで物語は終わります。きれいな終わり方ですよね。
宝塚版ブラックジャック
許されざる者の挽歌と違い、ピノコは日本に、ブラックジャックはロンドンにいるので
電話のシーン以外ほぼ出てこないのですが、宝塚的にはうまいこといってますよね。。
雪組版の桃花ひなちゃんがめちゃくちゃ可愛かったので、少ししか出ないとはいえ
ピノコがまた見られるのが楽しみだったり。
また、トップ娘役は直接的に主役と恋人なわけではありませんが、
なんせ元カノに激似なので回想シーンでは元カノを演じます。
そこで一応トップコンビでの恋人関係が見られるというのも、正塚先生らしいですよね〜( ̄▽ ̄)
最も有名なのは「かわらぬ思い」ですよね。
ショーやタカスペで数限りなく歌われていますが、
作中の曲としてちゃんと生で聴いてみたいな・・・。
何より月城さんがブラックジャックのビジュアルをやるって最高に格好良いだろうし、楽しみ!
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