元禄バロックロックで印象的だった役の感想

さて、元禄バロックロックを観劇し、演目全体の感想記事は書いたのですが、
それぞれのお役についても感想を書いていきたいと思います( ̄▽ ̄)

普通にネタバレもあると思うので、
まだ観ていなくて知りたくないよ〜!><という方は
お気をつけくださいね!

主人公:クロノスケ(柚香光さん)

いや〜やはりビジュアルがすごく素敵でしたね。
あの派手な空間に居ても主役としてすごく華があるお姿で!
柚香さんのお顔ってやはり二次元的なイケメンさに満ちているな〜って改めて思いました。

あとは個人的に柚香さんといえば優しく相手の心に訴えかけるようなお芝居!
今回の演目でもキラ(星風まどかさん)に対する目線や話し方がすごく優しくて素敵でした。

柚香さんのお芝居でもう一つ好きなのが切実な表情や話し方の素晴らしさ!
あの表情でそう言われたら誰でも従っちゃうよね!?
というような話し方されるじゃないですか、本当に素敵。
今回のお芝居ではタクミノカミ(聖乃あすかさん)やクラノスケ(永久輝せあさん)への忠義をとるか、
キラへの恋を取るかの葛藤で揺れ動くわけですが、その表情も素敵でしたね。

また踊っている時はやんちゃな表情されたりして、そのギャップというか落差というか
はぁ〜素晴らしいですよね。
柚香さんといえば「ダンス」なイメージだったのですが、
初演のはいからさんあたりから、お芝居もすごく好きです!

ヒロイン:キラ(星風まどかさん)

前回の記事でも書いたとおり、私はキラのループの物語が見てみたいと思いました。
クロノスケを救うためにどんな思いをしてきたのか、その物語が気になります。

星風さんは表情で心の機微を表現するのがとてもお上手なので、すごく引き込まれますね。
なんだろう、私の語彙が少なくて申し訳ないですが、
悲しい顔をされていても、ただ悲しいだけじゃなくて、
それがどういう悲しさなのか?が伝わってくるような感じっていうんでしょうか。
今回で言えばキラは悲しさのうちにちょっと諦観があるような表情をされていて、
やっぱり星風さんの表情のお芝居好きだな〜と思いました。

コウズケノスケ(水美舞斗さん)

水美舞斗さんと言えば明るい太陽のような笑顔!!圧倒的な光!!という感じだったので、
今回の悪役としてのコウズケノスケは新鮮でしたね。(根は悪い人じゃなかったけれど)

水美さんがワルい顔で高笑いしてる、
それだけで今日観にきて良かったって思っちゃいました(笑)
なんだか貴重な気がして!
あの美しいお顔がワルな顔になるの美しくて冷たくて最高です。

またお衣装が独特でしたね、とくに髪型!あの髪型で格好良く見えるのすごく無いですか?
なかなか可愛い感じの髪型ですが、とてもお似合いで格好良かったですし、顔に結構かかってたんですが
それも含めて素敵だなって思いました。さすが前回のお芝居で背中に孤独の孤の字を背負っただけある(笑)

そして柚香さんと水美さんの殺陣!!コレコレ〜〜!コレが観たかったのよ!って思っちゃいました。
同期同士での信頼と、互いの身体能力の高さを活かした殺陣で見応えありましたね。
星組の柳生十兵衛での礼真琴さんといい、95期の方々の殺陣でのご活躍!格好良いですねえ。

クラノスケ(永久輝せあさん)

水美さんとは反対に永久輝せあさんは陰のある表情や役を素敵にこなされる印象です。
あとは飄々として物怖じしない役とか!(はいからさんや壬生義士伝、キャプテンネモなど・・・)
今回のクラノスケは表向きには「博打にハマり堕落した元赤穂藩士」ですが、
実際は復讐に燃える忠義に熱い武士ということで、
まさに永久輝さんのストライクゾーンというか、得意な感じなんじゃないかと思いました。
ピッタリのハマり役でしたね〜。
特徴的な声をされていますが劇場にもよく通り、悲痛な感じもさすがの迫力で!
ふざけている姿とシリアスな姿のギャップも素晴らしかったです。

永久輝さんが演じる役の「怒り」を原動力にしたようなお芝居が好きなので、
今回のクラノスケでもそれが感じられて嬉しかったです。

タクミノカミ(聖乃あすかさん)

存在感抜群でしたよね、ビジュアル的にも役的にも!
柚香さんや水美さん、永久輝さんが「人間らしさ」を押し出した存在感のあるお芝居が得意とすれば
聖乃さんは人から離れたというか、
浮世離れしたお役がめちゃくちゃ似合うんだなって今回改めて思いました!

花より男子の花沢類の時もそれは思ったのですが、
今回は前回以上に浮世のルールと違う人って感じが強く出ていて素敵でした。
お衣装や、死後であることを含めずとも幻想的な感じですよね。

そこがまたメインの生きている人たちとの熱量の差なんかを感じられて存在感抜群でした。
ただ前の記事にも書いたんですが、
天才なのに武力で解決しようと斬りかかるあたり以外と血の気は多いのかな?(笑)

そう思うとタクミノカミの人物像って想像より遥かに複雑な気がして。
難しい役どころだと思うのですが、素敵に演じられていましたね。

次観る時は群衆芝居の中でのタクミノカミさんの動向にも注目しなくちゃ!と思います。
街の人とかにどんな反応をしているのか、気にはなりつつなかなか追えなかったので><;

ツナヨシ(音くり寿さん)

本当に存在感抜群!!いつも思うのですが場の支配力が半端なくて、
音くり寿さんが居ると一瞬で場が音くり寿さんの色に染まるというか、本当にすごい存在感!

マスカレードホテルの音くり寿さんの場面が始まった途端
一気に引き込まれて泣いたことが昨日のように思い出されます、本当にお芝居超えて心に訴えかけてくる!

声があんなにそのまま耳に届く人居るのかしらと思うほど、不明瞭な瞬間が一切無いですよね。
今回のツナヨシは幼いだけでなく底知れぬ無邪気な支配力が相まって迫力がありました。

それだけに、最終的にじゃあクラノスケとコウズケノスケは和解ね!って言う瞬間に説得力がある。
今回ツナヨシの鶴の一声で丸く収まるにしても、
物語のオチとしては結構予定調和じゃないですか、でもそこに対して
「ツナヨシ(音くり寿さん)が言うなら仕方ない」と思わせるのが本当にすごいなぁって。

あれは音くり寿さん以外だったら無理だなと感じるお役でした・・・!
これから千秋楽に向けてもっと進化していくと思うとその過程を観たい気持ちでいっぱいになります!!
いや〜これは個人的なアレですが、トップの姿が見たい娘役さん第一位です。
でも隣で肩を並べる人もめちゃくちゃ存在感無いと難しいんだろうなっていうのも思います・・・。

ツバキ(星空美咲さん)

あの忍の方、めちゃくちゃ顔可愛いなと思ったら星空さんでした。
105期生でありながらもうすでに声が完成されている感じがあって、
銀ちゃんの恋でもすごいなあと思いましたが今回さらに進化されているように感じました。

本公演ですのでセリフが少ないのはあるんですが、その中でも存在感がありましたね。
本当はコウズケノスケが好きで、コウズケノスケのためなら命を賭しても良いと思っていることが
ちゃんと伝わってくるお芝居でした。
コウズケノスケもツバキに弱音吐いて甘えたりしたんだろうなって感じがする(笑)

リク(華雅りりかさん)

お芝居の中で一番笑ったのは完全にリク(華雅りりかさん)のシーンですね。
クラノスケ(永久輝せあさん)がクロノスケ(柚香光さん)を家に招き、おもてなししてくれ!というシーン。

もう使えるお金は全てクラノスケの博打によって無い怒りをソフトに?猛烈に?伝えてくる存在感。
その辺の雑草のサラダを出す時も笑いましたが
何より「その辺で魚でもとってきます。」って当たり前に網持って出ていくリクさん最高でした。

クラノスケが本当は熱い気持ちを持っていること、リクさんも薄々気付いてそうですよね。
その上でノッてくれていそうな感じがして、良いなと思いました( ̄▽ ̄)

ケイショウイン(美風舞良さん)

宙組から花組に組替えされ、最初の本公演ですがしっかり馴染んでらっしゃいましたね!
そして花組のコーラス力が上がったのでは??という話を小耳に挟んでいたのですが、
確かにそんな気もする!けれども本公演で全員揃ったから声が大きく聞こえる気もするし、
真偽のほどはわからなかったです、でもコーラス確かに良かった!!

コウズケノスケ(水美舞斗さん)とのお芝居での絡みも、
以前何かあった男女というのがちゃんとわかるようなお芝居で説得力がありました。
学年差は結構あると思うのですが、気にならなかったです。

ツナヨシを見る目線がまた良かったです。
アイボって久しぶりに見たけど今こんな感じなんだ!って思いました(笑)
ツナヨシも何かあったときヨシヤス(優波慧さん)やケイショウインに真っ先に見ていたし、
信頼関係が感じられるのも良かった!これからのご活躍も楽しみです。

元禄バロックロック、演目自体の感想記事はこちら

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