カジロワぶりに宙組を観劇した感想

遅ればせながら新年明けましておめでとうございます。
おめでとうございます、と言いながらも
かつての宙組の生徒さんにはもう二度と年を越せない方が居るんだということを思い出し
この話題の時に新年おめでとうなど言っていいのか迷う気持ちはありますが。
ファンはやっぱり起きたことを忘れないでいることが重要なのかなと思います。

ということで芹香さんの退団公演「宝塚110年の恋のうた」の感想を書いていきたいと思います。

思ったよりだいぶコミカルなショーだった

和物ショーといえば松本先生が出てくるというイメージが未だありますが、
思えば結構前に既にご退団されており。今回は京三紗さんがご出演されていました。
京三紗さんのチャーミングな魅力が個人的に好きなので和物ショーではどうなるのかなと思っていたのですが、ショー自体がコミカルだったためかなりお茶目な役回りをされていました。

ショーについて、芹香さん扮するうたの名手藤原定家が、春乃さくらさん扮する式子内親王への恋にやぶれ

もう二度と恋のうたなんか謳わんわいとなってるところに俳優(わざおぎ)の八千代(桜木みなとさん)が現れ

まあそんなこと言うなよ恋のうたって最高だよ♫みたいな流れで過去110年の間に生まれた日本物の名曲を歌いまくる、みたいなショーです。
個人的には春日野八千代先生が役として存在することで「宝塚」という歴史への敬意を感じて嬉しく思いました。

あと和物ショーで自我を保った通し役があるの珍しいなと思いました。
各場面で同名を冠した概念が通し役なことは多々ありますが、大体場面ごとで違う設定になったりするので
人格を保ったまま本当に役として存在するのは珍しい気がします。

前述の京三紗さんはうたの神様役。芹香さんのことを「うちの御曹司」と呼ぶ可愛い感じでした。

トップスターを御曹司と呼べるのは組長クラスか専科さんなのでいい役どころだなと感じましたね( ̄▽ ̄)

懐かしい曲とか知らない曲とか

大変お恥ずかしい話で恐縮ですが私はスカステで和物を見ても集中力が無さすぎて曲が覚えられません…。
なのでどうしても自分が観劇した経験のある曲では感動するのですが、スカステでチラッと見た演目だと
「ちゃんと見ておけばよかった〜〜!!」となりがちでした。
日替わりコーナーの春の雪とかまさにそんな感じ。こんな曲あったっけみたいな失礼状態でした。絶対主題歌歌ってるのに。ちゃんと見ておけばよかった!

前田慶次の曲とか、星影の人の曲とか誠の群像、近年の和物の大ヒットと言えばの星逢一夜。あとまさかの夢現無双などなど。やっぱり観劇したことある曲がまた聴けるのは感動しますね!

そういえばあかねさす紫の花が無かった気がするのですが意外でした。
絶対入ってくるだろうと思っていたので。記憶違いでやっていたらすみません…。

この曲が宙組で聴けるとは!という気持ちと、何故和物の名作ショーを宙組で…?
という気持ちと…( ̄▽ ̄;)もしかして白鷺の城以来ですか…?

演目自体は結構好きでした

あっちなみにこのショー自体は個人的に好きで、
何より私のような日本物があんまりわからない人にも優しい「演目名と曲名表示」があったり、
日本物には珍しく日替わりで飽きないパートがあったので手厚かったことに感動しました。
ちょっとタカスペっぽい。
ただ雪組でやればよかったんじゃないかという元も子もないことを思ってしまう瞬間もあったなっていう。

しかし新トップの朝美さんは月出身だし…宙組だったからこそこのポップさが許される気もするし…。
特に途中の和歌早口バトルみたいなところは宙組っぽかったというか。
私の中の宙組らしさって何だよって感じですが。

最終的にちゃんと芹香さんから桜木さんへ引き継がれるものもあるような感じの演出もあり、
華やかさと、寂しくなりすぎない退団の感じがうまく両立されてたんじゃないかと思います。

と言うことでショーの感想でした!また次回お芝居の感想も書いていきたいと思います。

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