前回は元禄バロックロックについての感想を書きましたが今回はショーの感想を。
今回の公演は花月100周年の記念公演！
fascination(ファシネイション)とは
「魅了」や「心を奪われてうっとりすること」という意味ですね。
花は魅力があり、誘惑するものであり、愛でるもの。そんな気持ちが伝わってきます。
同じような意味でtemptation(テンプテーション)もありますが、
こちらはもっと誘惑的で衝動的な感じ。
ロマンチックレビューでありましたよね♪
同時期に行われたOG公演「GREATEST MOMENT」の内容との兼ね合いもあるのか
花組の名作ショー数珠つなぎのようなショーではなく、
これからとこの先の未来を繋ぐようなショーという印象を受けました！
ザ ファシネイションの主題歌は宝塚らしくて良い
帰る時頭から取れなくなる主題歌です。
宝塚のショーを観たなぁという気持ちになる中毒性のある？主題歌。
中村一徳先生のショーの主題歌はテンポが早い曲が多いので
今回のファシネイションは宝塚らしさに寄せてある感じでした。
ちょっと懐かしくておしゃれな雰囲気で個人的には好きですね。
中村B先生らしさを脱した結果の背景？
真ん中のお席で観ていたら気にならないかもしれないんですが、
幕に映される背景映像が結構派手で、
私はトップ画像の通り、超〜〜下手寄りで観ていたので、
上手にジェンヌさんが居る時は
どうしてもそのジェンヌさんよりも背景の派手な映像が目に入ってしまいまして。
PCのスクリーンセイバーを思い出すなんだか懐かしい感じの映像が目白押しでした。
お衣装よりも映像の方が頭に残っちゃうかも知れません、
ちゃんとジェンヌさん観てって話なんですけど！なかなか（笑）
真ん中で観たらまた印象変わるのかな？
魅惑的なダンス×柚香さんの相性は相変わらず抜群
Cool Beast!でもさすがだと思いましたが、
今回も食虫花の場面での柚香さんのダンスの魅力的なこと！
妖艶で野生的でありながらも神秘に満ちた雰囲気。
お衣装の布の翻りまで美しいなと思うダンスでした。
そして二の腕あたりに模様？が書かれているのか、
アクセサリーをつけているのかわからなかったんですが、
それがまたお衣装から少しだけ覗くのが素敵でした！
これから観劇される方は是非二の腕に注目ですね、
変態ぽくて恐縮ですけど素敵なので！
男役らしいダンス×水美舞斗さん
柚香さんのダンスの表現力は前衛的なものから多岐にわたると思うのですが、
水美さんのダンスは宝塚の男役らしい力強さがあって、こちらも大好きです。
キレッキレなところが好き。
蘭寿さん時代の花組のダンスを思い出す雰囲気というんでしょうか。
とにもかくにもこの同期コンビ、「れいまい」のダンスの対比がとても良くって。
水美さんのダンスは「筋肉」使ってますよ！というのが伝わってくるし、
柚香さんのダンスは筋肉や重さを感じさせない流れるようなダンスで。
二人が並んで踊っているとついついどちらもオペラで追いたくなるんですよね。
すごく良いバランスだな〜と思いました。
存在感がどんどん増し魅力的になる永久輝せあさん
公演毎に歌も踊りも研鑽を重ねていることがしっかりわかりますよね！
素晴らしいなと思います。スターとしての存在感も十分ですし、
スタイルが良くて涼しげな華がありますよね。
今回の公演でも多く活躍されていましたね。
花組育ちの柚香さんと水美さん、聖乃さんの近くで踊られることが多いので、
雪組育ちの永久輝さんが纏う違った雰囲気がその存在感をより大きなものにしているのかも。
過去の場面のスタートを任される聖乃あすかさん
過去の花組のショーのピアノのセットを使った場面の再現。
そこで一人で空間を埋めるという大きな役割を背負われていましたが、
とても立派にこなされていました。
聖乃さんがコミカルな場面を担当するイメージはあまりなかったのですが、
楽しくオシャレな場面でしたね。場面的には一番ここがワクワクしたかもしれません。
おしゃれで可愛くて、最後にはスターがたくさん出てきてめちゃくちゃ踊る。
この要素が一場面に全部詰まっているってそりゃ魅力的なハズだわ(￣▽￣)って感じですね。
組長と副組長がクローズアップされるの最高
今回組替えで宙組から花組に異動されてきた、副組長の美風舞良さん。
組長の高翔みず希さんと銀橋の真ん中で手を取り合う場面があって、
そこがめちゃくちゃ最高でした。
優しく微笑む高翔さんと一緒に手を取り合って歌う美風さん。
そうですよね、ここでも花組の新体制が始まってるんだって。
ああちゃんと大切にしてくれてありがとう・・・って。
個人的に、一番感動した場面でした！
れいまどのデュエダン
若々しい印象の優しいグリーンのお衣装でのデュエダン。
まだ初々しい感じが二人の関係性に残っている感じがダンスにも表現されていて
見守りたくなるような優しい雰囲気のデュエダンでした。
優しい雰囲気のデュエダンでしたがリフトの回転速度半端無かったです。
スモーク焚いてたら竜巻になってそうな速度でした！！
さすがお米とお肉大好きトップスター・・・。
ファシネイションは二度目の方が楽しめそうかも？
バロックロックはわかりやすく、一回目からかなり楽しかったのですが、
ファシネイションは山場が多くて、
一回の観劇じゃ何が起きてるのか捉えきれませんでした！
いろいろ盛りこみたい！！という気概がめちゃくちゃ伝わってきます。
し、何より銀橋渡りがめちゃくちゃ多くて、
客席降り出来ない分そうしたのかなと思うとその演出の愛に感動します！
あとはエキサイターは最近結構聴いている気がするので
ほ、他のショーのフレーズも聴きたいな〜なんて。アプローズ宝塚とか。
一回目でいろいろ捉えきれなかった分、
個人的には何度も観るともっと楽しめるショー！って印象ですね。
また観にいくのが楽しみです(°▽°)
でも・・・せ、先生！！
やっぱりあの映像もうちょ〜〜っとだけ薄めにすること。。。
出来ないですか！？（笑）
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