ディミトリ2日目でこの完成度!?ネタバレ無し感想

11月12日に初日を迎えた星組、二日目の公演を観てきました!
原作の斜陽の国ルスダンの話は以前の記事でもしましたが、

結論から言うと、とっっても素晴らしいお芝居でした!!!

今回の感想は物語の深いネタバレ無しでお送りしたいと思います。
ジェンヌさんのこういう感じが良かったよ〜って内容中心。

礼真琴さんと舞空瞳さんがどこまでも美しい

礼さんって本当に役によって年齢の幅が一気に変わりますよね。
対する舞空さんはいつだって最高に可愛い。
可愛いがベースでありながら芯の強さをすごくしっかり使い分けられるので、
可愛い表現の中にも大人っぽさや少女っぽさがある。

元の物語はルスダンが主役なこともあり一人の女王としての見せ場がいっぱいあって
すごく良かったです。やはり物語を通して一番心が動いて成長するのはルスダンで
舞空さんのお芝居がまたとても心が動かされるもので・・・たまらなかった。

後半は涙が止まらないお客さんがたくさんいたように思います。私もその一人。

今回お二人にすっごくぴったりな役柄で、
お衣装も非常に素晴らしく(これは星組ファンにとってはすごく嬉しいですよね)
導入から引き込まれる物語も美しく、素晴らしかった〜〜!!生田先生ありがとう!!!
見終わったあと、ポスターの「勇気とは、何か」という文字と柔らかい紫色でまた泣けてきます。

あとパンフレット絶対買ったほうが良いです。観た後開いた瞬間から涙腺に来ました。
(そしてショーがマジ♪マジ♪で意味不明なのでそれを理解するためにも買った方が良いです。)

瀬央さん演じるジャラルッディーンの偉大な首領感も良い

原作でもジャラルッディーンはリーダー性が抜群で、度量もあり、
敵ながら偉大な男として描かれていますが舞台のジャラルッディーンもとても格好良かったです。
見た目の格好良さではなく、中身の格好よさや芝居で醸し出される雰囲気での格好良さ。
もちろん見た目も瀬央さんなので顔は綺麗なのですが、
髭面でターバンという王道から外れたワイルド系なので、
内面の豪快さや懐の広さがより際立って個人的にはとても好きでした!

一緒に居るアン・ナサウィーこと天華さんが飄々とした感じで対比になっていて
すごく良いペアなんですよね〜。
天華さんの含みのある微笑み大好きな人はみんな刺さる役だと思います。

暁さん演じるアヴァクザカリアンは生田先生らしいキャラクター性

楽曲もアヴァクだけはフレンチロックミュージカルテイストでちょっと異色。
でも格好良い曲ですし、生田先生がこのキャラクターのことが大好きなんだろうというのもよくわかる。
原作ではほぼ出てこないキャラクターですが、
月組ロマンス劇場でもオリジナル色の強い大蛇丸を演じられていた暁さん、
さすが違和感なく物語になじむのがお上手でしたね。

クールだけど中に秘めているものは熱いというのが、
たまに向ける礼さんへの視線ですごく表現されていて。
ギオルギ王が出陣するチンギスハンとの戦いが終わった後、
捌ける前に向ける礼さんへの表情は特に必見!!

この表情を見るか見ないかでアヴァクへの感情移入が全然変わってくると思います。

綺城 ひか理さんのギオルギ王と有沙 瞳さんのバテシバ

もうねぇ〜〜〜ほんっとこの二人がすっっっっっごいよくて。
出番はもちろん多くないのですが、この二人がディミトリやルスダンに勇気とは何か
を教えてくれてるんですよね。そのため出てくる場面は常に印象的で。

特に私が元々綺城さんのこと好きなので余計に今回の役は良かった〜〜!!
生田先生、ギオルギ王を綺城さんにしてくださってありがとう!!

また、バテシバの秘めた意志の強さの表現はさすがでした。
有沙さんの歌声の説得力が素晴らしかった。

印象的な奴隷ミヘイルを演じる極美慎さんの美しさ

美しさでの説得力が素晴らしい白人奴隷のミヘイル役を演じる極美さん。
若く聡明で、素直で存在に透明感があるのが素敵。
キーパーソンとしての役割が役割なので、まっ白い紙にインクを落としていくような、
そんな不安感をちょっと煽る儚さも魅力的だと思いました。

どんどんスターとして活躍の幅が広がっていらっしゃって、今後がより楽しみになりましたね。
ショーでのご活躍も素晴らしかったです。

物語全体を通して完成度がすでに非常に高い!

普通幕が開きたての時はテンポが絶妙に悪かったり、
感情移入し切れない場面がまだまだあるように思うのですが、
今回の星組さんのお芝居は本当に素晴らしく、引き込まれる力が凄まじかったので、
ここからより深まっていくのだと思うと本当〜〜〜にワクワクします。
あと、やはり原作を購入しておくのをオススメしたいかな。
3時間くらいで読めますし、読んでから観るとより泣けるし、ちょっと前まで電子書籍しかなかったのが今は本になってるので!

次に観るのは大劇場千秋楽付近なので、ここからどれだけ深まっていくか楽しみ!!!

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