新年初観劇してまいりました~!
チケットが特殊仕様でテンション上がります!
お正月観劇の醍醐味はやはり「皆様あけましておめでとうございます」の挨拶が聞けるところ。
今年もしっかり聞いてまいりました♪
ではさっそく感想を書いていきたいと思います。
ほめまくってたら長文になっちゃいました、個人的にめちゃくちゃ楽しい演目でした!!!
小柳先生演出にピッタリハマったキャストと演目
キャストも演出家も演目もピッタリハマるってなかなか難しいことだと思うんですが、
今回の月組公演はすべてのピースがそろったような公演でした。
ヒロイン美雪を演じる海乃美月さんも、牧野健司を演じる月城かなとさんも
そしてハンサムガイを演じる鳳月杏さん、オリジナルキャラの大蛇丸、助監督仲間の風間柚乃さん。
清楚なお嬢様を演じる月組から来た彩みちるさん、
ちょっと勝気な雰囲気の看護師を演じる天紫珠李さん。
あと監督を演じる佳城葵さんに社長を演じる千海華蘭さん、
役者揃いすぎ!!!!!!!!ってめちゃくちゃ思いました。
京映の皆さんが登場したときの画面の濃さが素晴らしすぎる~!!
あとこの演目でまた幅が広がってそうだなと思うのが蓮つかささんや英かおとさん。
映画のキャラクター性にかなり近い雰囲気でびっくりしました。
宝塚風イケメンになる可能性だってあったと思うんですが、
あの感じでもしっかり場に馴染んでいて素晴らしかった~!!
美雪(海乃美月さん)の美しさに思わず息を呑む
元の映画の綾瀬はるかさんの美雪もとっても美しくてそこで圧倒されるんですが、
海乃美月さんの美しさもまた素晴らしかったです。
その映像を見た瞬間に、この演目はきっと最高だろうなって確信するほどでした。
ほんっっとうに美しい
そして宝塚が得意な映像の投影の後に本人たちが舞台上に居るという演出。
それが見たかった!!!!と思うところにジャストミートでした。
変に奇を衒わずに原作映画に忠実な演出が為されていて、
小柳先生も原作映画をとても大切にされているんだなということが伝わってきました。
世界の恋人、ハンサムガイ(鳳月杏さん)
映画で爆発したり獅子の格好をしたり、ペンキをかぶったり、
そういうところは一体どうなるんだろうと思ったのですが、
なんと爆発もするし、妖怪ミュージカルもするし、ペンキ・・・はさすがに被りませんが
大変なことになり通し。再現度の高さが素晴らしかったです。
悪霊退散ミュージカルは宝塚の十八番という感じで、本領発揮する妖怪の皆さんも素晴らしかった。
爆発しようが、美雪に殴られようが、
ペンキを被ろうが、それでも海のように広い心を持った京映の大スタア!
観終わったころには全員がハンサムガイのファンになっちゃうんじゃないかしら?と思うほど
おいしい役でした。
スタイルの良さとビジュアルを活かしきった昭和の大スタア感が素晴らしかった。
お茶会で裏話が聞けたらよかったのに~~!!と、
この状況になってから何度思ったかわからない感想を抱きました。
皆さんもきっとそうですよね( 一一)
オリジナルキャラでありながら馴染む大蛇丸(暁千星さん)
どんなキャラクターになるのかなと思っていたのですが、
美雪と結婚する予定の隣国の王子様役(ぬるぬるしてねちねちしている)
ただのいやな奴とかそういう感じじゃないのがまたよかった
自分の映画の中での役目がちゃんとわかっていて、物語を進めたいって感じのスタンスなのが
すごくよかったな~と。
今夜ロマンス劇場でに出てくる映画の登場人物は
「自分たちが人を楽しませるために生まれた存在」というのをわかっているので、
大蛇丸もその物語を通し、自分の役割を演じることで
人を楽しませたいんだというのが伝わってくるのがよかった!
なので全然嫌な奴じゃないんですよね。
映画で美雪が健司に現実世界に来る変わりの代償の話をするシーンが
大蛇丸のシーンに変わっていましたね。
登場シーンもコミカルで楽しかった。
翻弄される姿が可愛い好青年牧野健司(月城かなとさん)
そしてトップスターの月城さん。改めておめでとうございます!
美雪に翻弄される姿が可愛くて!!
月城さんってただ黙って立ってたら凛とした美しい人だと思うんですが
今回の牧野健司は気弱で優しく夢を追う好青年。
眉毛が基本的にハの字で可愛かったな~~(#^^#)
たとえ自分だけが老いていくとしても、制約があるとしても
愛する人と一緒に居たいとまっすぐ伝える健司、素敵でしたね。
年老いた健司と美雪のシーンは原作で知っていても泣けて泣けて。
客席の反応もまだ初日が開いて間もないこともあり、笑い多めだったのですが
このシーンではシンと静かで、皆引き込まれているんだなという空気を感じ取れました。
今夜、ロマンス劇場ではれこうみだから出来た演目
れこうみの最初に相応しい美しく切なく、でも楽しい物語でこれからの月組に期待大です。
輝月さんや紫門さんが専科異動になったにも関わらずこの層の厚さ。
芝居の月組という矜持を感じられて素晴らしかったですね。
番手が綺麗な状態の組は役ごとの忖度が無くて良いなとも感じました。
あと、群衆芝居もとても気になる瞬間が多く通う楽しさがありそうです!
何より良いなと思ったのは「そこ笑うところ?」という変な笑いがなかったところ。
演じている人たちが予想していなかったところでお客さんが笑ってしまうってよくあると思うんですが
それが登場人物の真剣な想いの吐露の場面だったりすると
個人的にかなり気が削げるのでそういう場面が無くてよかったなと思います。
特に笑いどころが多い演目なのに珍しいなと。
演目、演者、演出家の三拍子がしっかりハマった結果なのかと思います。
チケット難ですが買い足したいな~!
長々と失礼しました。読んでいただきありがとうございます♪
ショー「FULL SWING!」の感想はこちら
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