花組公演「悪魔城ドラキュラ 月下の覚醒」を観てきました!
宝塚の本領が超絶発揮されたビジュアル爆裂公演でした。
永久輝せあさんは前回天使をやったと思えば今回ヴァンパイアということで。
天使の方が超ひょうきんで魔物の方が眉間にシワを寄せて険しい顔をしているのはなんだか面白いですね。
というかこの物語、主役まゆぽんじゃないですか????
「悪魔城ドラキュラ 月下の覚醒」ストーリーあらすじ(※雑です)
多分世の中が混沌の渦に巻き込まれ、人の負の感情的なエネルギーとかなんかやばそうな魂とか集まると人類滅亡を企むドラキュラ伯爵(輝月ゆうまさん)が復活する雰囲気の世界観。
フランス革命期のパリ、神官シャフトに騙され操られた大胆な口紅のロベスピエール(羽立光来さん)の魂が最後のひと押しとなってドラキュラ伯爵が復活してしまいます。
そのドラキュラ伯爵を討つことを使命としている伯爵の実の息子のアルカードも目を覚まし、
革命期の動乱の最中、魔物が教会をやっている上に
満月だイエーイ!って若干能天気目なお祭りをやっている村で
ヴァンパイアハンターの血族の娘マリア(星空美咲さん)と出会います。
同じく一族のハンターリヒター(聖乃あすかさん)と自身の姉を探すマリア。
色々あってアルカードと行動を共にするようになり、
途中で若干能天気目なお祭りをやっている村の神父(※なお魔物の一之瀬航季さん)に
首をガブァーッ!!!とされてヴァンパイアになり、
人間に戻さねば!!!となったアルカードが400年前自身の母リサ(朝葉ことのさん)が開発していた薬を探し、その薬が悪魔城にあると踏んで父親に対決を挑み勝利した後無事マリアも人間に戻り、
400年間状態良好で保存してたドラキュラ伯爵何なの??それは愛。となり、一見落着といったお話でした。でしたかね?
悪魔城ドラキュラのドラキュラ(輝月ゆうまさん)の感想
画面からそのまま出てきすぎじゃないですか???
輝月さん演じるドラキュラ伯爵が切なすぎて、阿修羅城の瞳、ZORROに引き続きまた切ない男出てきたけど!?トレンドなの!?となりました。
もしかしてRED STONEにも切ない男出てます?
配信が残念ながらちょっと用事で観られなさそうなんですが大変に気になります。
あと400年前、ドラキュラ伯爵が朝家を出て、
夜帰ってきたら妻が魔女扱いされてて処刑されてた。みたいな過去が明らかになるんですが、
朝家を出て夜帰ってくるってサラリーマンなの?あの荘厳な格好でサラリーマンをやっていたの?
イマイチ爵位ある方がフルタイムの感じでどこかに出かけるのがよくわからなくて。
ゲームをダウンロードしたのでその辺ももしかしたら今後わかるのかもしれません。プレイしなければ。
あと400年間保存されてた薬が薬効を失ってないのがミラクルすぎて確かにリサが生きてたら1700年代のフランスの医療はオーバーテクノロジーなものになってたんじゃないの!?と思いました。
だからといって火刑に処せとは言わないですけども、魔女は疑われても仕方ないかもしれません。
ドラキュラがすごいのかな?身につけてたら一緒に不老不死サービスみたいなのあるんでしょうか。干物とか腰からぶら下げててみて欲しいですね。ずっと保存食として置いておけるのかな。
キョーッキョッキョッキョと笑うサキュバス(侑輝大弥さん)
多分この音声もゲームに寄せてるんじゃないかなと思いました。マグヌスの希波らいとさんに一切なびかないサキュバス。
アルカードを伯爵の前に連れてくるために母親リサとの過去の記憶を再現して惑わせようとしてくるんですけど、
実際の母親の「リサ」の遺言は「人を憎んではいけない、お父さんに復讐をさせないで」みたいな感じなのに
サキュバスのリサは「人を憎み殺しなさい!」で隠す気がゼロすぎるのとても良いですね。
モロ出しすぎる。
その遺言を使命に生きてるんだから流石に騙されないでしょうアルカードも。
原作にあるイベントを踏襲しているのですが、目の当たりにするとより一体何のためにリサを演じたのか一個もわからなくて最高でした。サキュバスジョークなのかもしれません。キョーッキョッキョ!!
何よりビジュアルが良すぎて場面に出られている間かなりオペラ泥棒でした。
あの神父※魔物、キメ顔をしながら階段を登ったり降りたり…何!?
完全に一之瀬航季さんの演じる神父こと魔物オルロックがアルカードに正体がバレ、戦うシーンで
ただひたすら中央の階段を登ってはキメ顔をし、降りてはキメ顔をし…
と部下の魔物に戦闘を預けている分ひたすら私たちにむかって美しいキメ顔を見せてくださる時間があってよかったです。着眼点がいささかおかしいかもしれません。ありがたかったので覚えていました。
マリアの話半分にピーナッツを食べるアルカード
キメ顔をしながらもしっかりマリアをヴァンパイアにして退場したオルロック。
マリアとアルカードはアルカードの家の中で結構可愛い緑色のベッドの上で座ったり、今後について話を色々するわけですが
終始神妙な面持ちなのに話聞きながらピーナッツ食べてるアルカード面白かったです。
これもピーナッツを食べている、というわかりやすい演出ではなく
ゲームの回復要素としてピーナッツを食べる姿の再現だそうで、
そういった小ネタを随所に仕込む鈴木先生は流石ゲームファンの気持ちがわかっていらっしゃるなあ( ̄▽ ̄)と感心したんですが
ともあれ人が真剣にヴァンパイアとか人間とかどうとか話してる時にピーナッツチャレンジしてるアルカードは面白すぎます。
マリアも「ナッツをポリついてんじゃないわよ!!」ってなったんじゃないのその姿を見てさ( ´ ▽ ` )
思ったままの感想をとりあえず書いたら着眼点がズレた話ばっかりになっちゃいました。
私は一応この公演を見て、ドラキュラ伯爵の切ない人生に思いを馳せて涙したんですが…!
おかしいな、次はキャスト別の感想を書いていけたらなあと思います。お付き合いいただければ幸いです!
あとあまりにもDEATHがDEATHすぎたのはもう言うまでもありません。
DEATHにしか見えないDEATHで紫門さんのプロ意識を感じました。あとドレスが似合いますね、DEATH…
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