美しいにも程があるだろと思わず逆ギレしそうなボーブランメル感想

お久しぶりです、私生活が忙しすぎて毎日気絶するみたいに寝てました( ̄▽ ̄)

今年も残り一ヶ月ですって!

そんな中雪組さんを観劇してまいりました、忙しい日々の合間の観劇って心の癒しですね。

ものすごく荒いボー・ブランメルのあらすじ

上流階級の煌びやかな生活に魅了された化粧ドロドロの父親ウィリアムブランメル(諏訪さきさん)が
狂ったように息子ジョージ、後のボー・ブランメル(朝美絢さん)に壁の向こうに行け!!壁の向こう!!!
壁の向こうに全部ある!!!!!!イーヒヒヒ!!!!!!

と言いすぎたため、ジョージは凋落した父親への反抗心含め壁の向こうで俺が全てを手に入れてやるぜ!!と意気込みボー・ブランメルとして社交界の頂点を目指すことに。

美学とセンスの一本勝負で社交界トーナメントバトル(※野口先生の演出じゃないのでそんなものはありません)を勝ち上がったボーブランメルはいよいよプリンスオブウェールズの友人となり注目の的に。

しかしプリンスが現在愛している妾のハリエット(夢白あやさん)はブランメルの学生時代の彼女で…
あっ色恋沙汰のフラグじゃんこれ…どうなっちゃうの〜!?という話です。

音楽がかっこいいし場面構成も素敵

わかっていましたがフランクワイルドホーンさんがご担当なため
音楽がザ・海外ミュージカル!という雰囲気で化粧ドロドロの諏訪さんの歌の出だしから既に格好良く、とてもテンションが上がります。場面構成としても視覚から飛び込んでくる場面それぞれが美しく、観ているだけでも目が楽しかったです。
ミュージカルの場面転換として流れるように鮮やかだなと思うことが何度もありました。
私が好きだったのはブランメルとハリエットが学生時代の回想するシーンで鮮やかに衣装転換が成されているところです。ちゃんと現在の衣装にも戻るところに感動を覚えました。

トップコンビの顔が良すぎる

言わなくても見ればわかる当たり前の事実を列挙してしまい申し訳ないのですがもうこれに尽きます。

我々はこれを観にきました、生田先生ありがとうございます。というくらい美を強調していただいて本当に助かります。

瀬央さんが、いや瀬央さんじゃないけどプリンスオブウェールズですけど…が

ブランメルとハリエットが出会うシーンに際し、「余は美しいそなたたちが踊るところが観たい!!!!」というところに共感する観客は常時2000人を超えていると思います。

ブランメルはセンス最悪の主君と言ってますが我々はプリンス天才の発想じゃ〜ん!ありがと★と思っております。思っているに違いありません。自分でカツラも取るしとても偉いと思います。金魚を食べるのはやめた方がいいと思います。

朝美絢さんの高慢な男が堪能したい全人類におすすめ

朝美絢さんが演じる高慢な男を観たくないという人がそもそもこの世に居ないので必然全人類におすすめできる朝美絢さんとなっております。

綺麗すぎる顔から放たれる挑戦的な目線でその場の全員を値踏みした後、そっけない言葉でその場の全員の心を鷲掴んできて怖いです。多分あの社交界に居る皆さん全員ブランメルに強めに踏まれたい衝動があると思います。無いですか?私の考えが少々変態的ですか?でも瀬央さん演じるプリンスオブウェールズは余はわからんでもないぞと言ってくれると思います。

以降はネタバレとなりますので内容全く知りたく無い方はここでお別れとなりますが、

ブランメルの良いところは上り詰めるところも凋落するところも感情を曝け出して見せてもらえるところだなと思いました。
結局ただ上り詰めてダメだった話と言われてみればそれまでではあるんですが、父親の言葉を呪いのように抱え、屈折した価値観で生きてきたジョージが、本当の意味での全てを壁の向こうで見つける話だったと思います。
ハリエットがブランメルではなくジョージを愛していたその一言で全て救われるところ。
彼にとって満たされるものは何なのか、をちゃんと知った上で何も無い真っ白な壁の向こうに去っていくエンド、個人的にはすごく好きです。宝塚の文脈的には朝美絢さんが退団するみたいになってましたが。

ソールベリー侯爵夫人の妃華ゆきのさんが素晴らしかった

声の作り方、佇まい、緩急、そこの見えない恐ろしさ。
とても素晴らしかったです。感情を抑制したお芝居であるのに、この人に逆らったら社交界では生きてけないとちゃんとわかる役作りで出るたびに存在感がありました。

キャロライン皇太子妃の音彩唯さんも声はとても可愛いのに怒りに満ちた人としてお芝居されていて素晴らしかったですし、今後の雪組でもお二人のお芝居の掛け合いが観るのが楽しみです!

また華世京さんの安定感も素晴らしかったですね、通常なら透真かずきさんや真那春人さんなどが当てがわれそうな役だと思ったんですが、華世さんはなんでも出来る方だなと改めて感じました。

逆に透真さんは常時ハイテンションで過去かつて無いほどデカいホクロをお付けあそばされていて楽しそうで良かったです!

ピアポントを華世さんがやったらどうなるんだろう…と思ったら新人公演のお役なんですね。

縣さんの役作りとはまた違った雰囲気が観られそう。気になる〜!!

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