以前谷先生の学生時代の活動や作品についての記事を書きましたが、
今回は元禄バロックロックがどんな話なのかなんとなくわかることを書いていこうかな〜と思います。
なんとなく〜〜の理解になってません?バロックとかロマネスクとか…私はそうなので、
今回の記事でそれぞれの単語を整理しながら次の花組公演を楽しみにしようかな〜と思います。
そもそも「バロック文化」って何、バロックロックって何。
一般には古典的な調和と均整を理想とする静的なルネサンス美術に対し,動的で劇的迫力にみちた性格を〈バロック〉の語で表す。
百科事典マイペディア「バロック」の解説より
これが一番わかりやすいな〜と思いました。
公演解説でも書かれているように
「世界中から科学の粋が集められ、百花繚乱のバロック文化が形成されていた」
ということで早めの文明開化みたいな感じだと思います。
前作の出島小宇宙戦争と同じような感じなのかな。銀魂的な世界観。文化は江戸だけど文明は近未来。
舞台は日本だけど、どこか知らない国のように感じる舞台になりそうで楽しみですね。
バロックロックはクロックとバロックとロックが混ざってるんだろうなって感じですよね〜。
ポスター写真もロックテイストでしたし。楽曲はロックテイストなんじゃないかと思います。
ほら、ホームページのアドレスの英語も「baroquerock」ってなってますし。
clockならlなので、ROCKのロックでしょうね。
ロマネスクってどんな意味だっけ
こっちも曖昧になってませんか?私はなってます!!(笑)
なんとな〜〜くフワっとした概念として捉えていたのでちゃんと調べました。
ロマネスクはフランス語のroman(小説の意)から派生した単語で、
小説のように、まあ現実としてありえないことまで飛ぶような性質ということで。
こう書くとバロックとロマネスクって一緒に並んでるだけで
「めちゃくちゃやってもOKよ!!!!」
という免罪符になっていて良いですね。世界観がより楽しみ。
その中で実際に歴史として残っている忠臣蔵の物語が絡むわけで。
忠臣蔵というとどうしても最後の討ち入りに心が締め付けられる物語ですが、
元禄バロックロックに限っては絶対ハッピーエンドだろうなという雰囲気がして楽しみ。
主人公クロノスケ(柚香光さん)の元は時間神クロノス
さて、柚香光さん演じるクロノスケの元ネタは時間に関する単語の語源となったギリシア神話の神様。
劇団HPの公演解説にもある「シンクロ(synchronize)」という単語の語源ですので間違いないでしょう。
間違いないでしょう!ってドヤ顔するほどのことじゃないのでなんだか恥ずかしいですが。(笑)
あと作劇する時に登場人物の名前が一字違いで、
それも日本語では聞き取りにくい部類の「ら行」なのも意味があるんじゃないかと思います。
登場人物のクロノスケとクラノスケ。
滑舌が悪かったらどっちかわかんなくなりそうですもんね?
討ち入りするリーダーがひょんなことからクロノスケになったり、
取り違えとか起きるんじゃないかな〜。
星風まどかさんのキラによっておそらく明かされる謎とは
忠臣蔵というか赤穂浪士の事件といえば、
そもそも何故コウズケノスケが斬られたのか??という事実が謎なんですよね。
この謎の解釈が色んな派生作品によって創作されているのも醍醐味といえましょう!
元禄バロックロックではコウズケノスケの隠し子とされるキラ(星風まどかさん)が出てきます。
多分タクミノカミの奥さんとコウズケノスケの娘がキラなんじゃないかな、
それが原因で刃傷沙汰に至ったのでは。
仮名手本忠臣蔵でも「長矩夫人の阿久里に義央が横恋慕した」ため刃傷沙汰に至ってますしね。
クロノスケの時計で刃傷沙汰が起こる時まで戻って
キラの父親であるコウズケノスケを生き返らせるか否か?みたいな葛藤とかもありそうですね。
戻そうとしたらドラえもんのタイムパトロールみたいな時間警察に
クロノスケが捕らえられてしまう的な要素でキラがクロノスケとコウズケノスケどっちを取るか…的な?
それともキラが賭博場の主であるという設定から賭けをしましょう?的展開があるのか??
忠臣蔵と現代技術を元にした他の物語
過去に見たことあって忠臣蔵×バロック的な物語は「ケータイ忠臣蔵」ですかね。
過去に本当にその出来事があったか?を調べる機関の人が、元禄時代に携帯電話を送り込み、
全然討ち入りする気のなかった大石内蔵助が最終的に討ち入りするまでを描いた作品。
確か世にも奇妙な物語の劇場版?に入っている話の1つで、
私が見たのはウン年前のテレビ放映でしたがなかなか面白かったです。
まあ、ネットで調べるとこんなんで喜んでるのはアホだけだ!!みたいなレビューが多いので
私の文化レベルが低い可能性もあります…わかりやすい話が好きなんだ、私は。_:(´ཀ`」 ∠):
なお忠臣蔵最大の謎、なぜ吉良上野介が斬られたかについては携帯忠臣蔵では全くわかりません(笑)
でも!!!軽く見られますし、おすすめしておきますね!
でも忠臣蔵ファンの方はキレてるのでファンなら見ないほうが良いかも。
一緒にはいってる「雪山」はものすごい怖いホラーだった気がするので苦手な方はご注意ください。( ̄▽ ̄)
結婚シミュレーターもチェスもなかなか良かったですよ。
つまり私はこの劇場版収録のお話全体的に好きです。(笑)
あとは忠臣蔵×現代風だったら古いですけどサラリーマン忠臣蔵とかでしょうか?
こちらは携帯忠臣蔵よりも原作リスペクトというか、結構忠実に描かれていたような気がします。
原作の仮名手本忠臣蔵読んだことないので原作に忠実っていうのもおかしいかもしれません。
ともあれ谷先生がどんな仕掛けを込めた物語を見せてくださるのか、妄想が尽きません。
私にとっては初のれいまどコンビの舞台!!ああ〜いろいろ楽しみです〜!(°▽°)
以前に谷貴矢先生の学生時代の活動や舞台について調べた記事はこちら
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