独特な視点で観る「悪魔城ドラキュラ」メインキャスト別感想

大劇場の千秋楽は終わってしまいましたが、個人的にとっても好きな公演だったので
キャストの方それぞれについての感想を書いていきたいと思います!
長くなってしまったので今日はメインの方々。

その眉間に挟まりたい永久輝せあさんのアルカード

本当に人間離れした美しさ、シルバーに近いプラチナブロンドの素晴らしい長髪に華麗すぎるマント捌き!!
そして何よりもクールで険しい表情…!挟まりたいその眉間!!(おぞましい願望を抱いて申し訳ありません)

母リサの遺した最後の言葉を胸に人間のため剣を振るうヴァンパイア…なんてカッコいい役なんでしょうか!!永久輝さんの目線のお芝居が堪能し放題、目線ブュッフェな公演でした!愛しむ目線も突き刺す目線も寂しそうな目線も堪能出来ます。

美しいだけじゃないアルカード

そしてクールな面に対し、聖なるメガネを無心に装着してしまうギャップだったり、
マリアと話している最中にピーナッツチャレンジをされるところとか
壁に母の絵を描いてサインもしちゃうところとか…ベッドが緑色で可愛いところなどなど結構お茶目な面も垣間見えてそこも素敵です。
そして親子ともども400年前の薬を当たり前に使える前提で話してるところも人間離れしてて好きです。
普通400年経ったらもう別のものになってますからね。
治験とか全然終わってないのに一発勝負で試す豪胆さも好きです。

ドラキュラ伯爵とアルカードに親子を感じる瞬間がたまらない

親子ともどもと言えば!!!父であるドラキュラ伯爵も息子のアルカードも大切な人をマントで包みがちなのめちゃくちゃ可愛くないですか!?
ドラキュラ伯爵が自身の墓のところにリサと現れる際、去る時にマントをバッと広げて帰るところとアルカードが最後マリアと去っていく時に同じ仕草をするところ。
めちゃくちゃ好きです!!親子だ!!ってなりました。
そしてドラキュラ伯爵はリサにキスするのかなと思ったら見つめあっておでこコツン!?!?!
そしてその後アルカードとマリアもコツン!?!?!?何を見せられてるんですか私たちは!?!?!
あれだけ憎しみや悲しみやら色々あった後、ヴァンパイアの愛が純粋でささやかなもの、みたいな描かれ方をするギャップ何なのどうしたの鈴木先生!!ありがとう!

大事なものは包んで隠す派なのかな親子。宝物隠しちゃうんだー、可愛すぎます_:(´ཀ`」 ∠):

気持ちを全部言ってくれる星空美咲さんのマリア

繊細なのに不器用なアルカードにとって自分の気持ちを全部口に出してくれるマリアはとってもお似合いですよね!
そして立ち居振る舞いがあまりにマリアで感動します、立ち方も常に指先までこだわってらっしゃるのが素晴らしいです。

加えてそこまで言っちゃうんだ!?という心情も全部セリフで言ってくれるのでわかりやすいです。
主人公のアルカードが無口な分マリアが補強してくれてる感じですよね。
敵役サイドでもドラキュラ伯爵が無口な分神官シャフトが喋りまくってくれてるのと同じで…本当に君たち親子は何なの…!

あのシーンのマリアの気持ちを考えてみると切ない

共に悪魔城に行くことをアルカードに拒否されるところ、最初はアルカードの気持ちもわかってあげなよと思っていたんですが

よく考えたらリヒターを探すマリアにだって勿論一人で不安な気持ちがあるわけで、そんな中幼少期に出会った憧れの人が目の前に居て、
きっとこれまでマリア自身も自分を奮い立たせる時に当時のアルカードを思い出したりしていたんだろうなあ、全てのセリフが再現出来てしまうくらいに…と思うと、裏切られたみたいな気持ちや言葉が出てしまうのも仕方ないなと思いました。

恐れを知らず、正義を全うし、そしてまっすぐな気持ちと四聖獣をアルカードにぶつけてくれる素敵な役でした。

一年で髪の毛がかなり伸びる聖乃あすかさんのリヒター

峰果とわさんの神官シャフトが「あれは一年前…」とリヒターを籠絡したエピソードを披露する際のリヒターと城主のリヒターの髪の毛の長さがかなり違うため
!?この五年で徐々に伸びたんじゃなくて一年でボッ!!!って伸びたんだ!?!?と無粋なことを考えてしまいました。
悪魔城側もビックリしたんじゃないですかね?みなさん不老不死だと思うので髪の毛とか伸びないんじゃないかと思うんですが
人間、毛伸びるの早!!!!と思いながら過ごしてた悪魔も居たのではないでしょうか?無いでしょうね。耽美な雰囲気の長髪も格好良い短髪も両方堪能できて最高です!

毛の話は一旦置いておいて…

婚約者のアネット(美羽愛さん)のため粉骨砕身、バトル狂になるリヒターですが武器の鞭捌きが素晴らしすぎました。
あれを銀橋で振り回すのかなりすごいと思うんですが感動しませんでしたか!?前方に座っていたら大迫力だろうなあと思います。

銀橋だけでなくても舞台上でも自身の身体のリーチより遥か長い鞭を相手に当てず、
でも攻撃しているように振るうのはかなり難しそうなので改めて聖乃さんのすごさを感じますよね。

リヒターを操っていたシャフトにちょっと物申したい

それにしても神官シャフトはなんであの操る魔法の効力が消えたらリヒターの記憶が消えるようにしておかないんでしょう。
あそこから逆さ城に行けるよ〜ってリヒターが教えてくれるところ、あまりにお城の機密がダダ漏れシャフトのセキュリティ意識の低さを改善すべきだと思いました。
でもシャフトの中間管理職ならではの哀愁みたいなところ、好きです(そんなシーン無かった)

すっかり長くなってしまったので今日はこの辺で、楽しんでいただけていたら嬉しいです!続きはまた明日か明後日に!

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